あらすじ

四條と付き合うことになった裕子。一抹の不安を感じながらも、交際は順調に進んでいた。そんな折、迎えた年末年始。「うち来る?」と四條に尋ねたい気持ちを押し隠し、裕子は一人で帰省した。出迎えてくれた家族に混じっていたのは、久しく会っていなかった優しい幼馴染のお兄さん・正吾だった。いつまでも嫁にいかない裕子を心配した家族は、正吾とくっつけようとしてきて…?昔から密かに憧れていた相手に心揺れる裕子は…?
カラダだけ、甘く痺れて。~オトナの恋のはじめ方~ 1

「オレの事好きにならないでね」初めてHした後に四條から言われた衝撃的な言葉。裕子はショックを受けるも、プライドの高さから「こっちだって、一度寝たくらいで、いちいち男に惚れる年じゃない」と言い放つ。通っているバーの顔見知りだった2人は、それ以来いわゆるセフレの関係に。適齢期を迎え、友人達が次々と結婚していく中生まれるジレンマ。あの男はずっと一人でいるつもりなの? それとも私相手に恋愛したくないだけ…?

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カラダだけ、甘く痺れて。~オトナの恋のはじめ方~ 2

四條とのセフレ関係を結んだ後、裕子は会社の後輩から思いがけない告白を受ける。(いい子だし、真面目そうだし、付き合ってみたらうまくいくかもしれない…)そう頭では思うのに、四條に揺れ動いてしまう心。ラブホで、公園で、裕子の部屋で…カラダは繋がるのに、繋がらないココロ…。そんなある日、裕子は四條が他の女と肩を組んで歩く姿を目撃してしまい…?(アイツに何を期待してたんだろう…わかってたはずなのに…)

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カラダだけ、甘く痺れて。~オトナの恋のはじめ方~ 3

女連れの四條にショックを受けた裕子は、あてつけのように後輩を部屋に連れ込む。なだれ込むようにベットに入るも、裕子の頭に浮かぶのは四條の顔、そして情事の記憶…。(好きでもない男と寝て、好きになってもらえない男に固執して、あてつけのつもりでしてみても、相手には響いてないのに…)自分の気持ちをはっきり自覚した裕子は、ついに自分から四條を呼び出す。(今日で最後でもいいから、だからほんの数時間独占させて…)

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カラダだけ、甘く痺れて。~オトナの恋のはじめ方~ 4

「彼氏になって。一日だけ、恋人ごっこで遊ぼうよ」裕子の提案を快諾した四條は、さっそく裕子の部屋に泊まりこむ。同じベッドで一緒に眠り、甘い睦言を囁かれながらするH。四條の車でドライブし、ショッピング。相手のことを知れば知るほど募っていく想い…。(どこまでが演技なの? こんなバカな事するんじゃなかった。情なんか移すほど辛くなるだけなのに…)恋人ごっこが終わりを迎えた時、裕子が下した決断は――…?

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カラダだけ、甘く痺れて。~オトナの恋のはじめ方~ 5

四條と付き合うことになった裕子。一抹の不安を感じながらも、交際は順調に進んでいた。そんな折、迎えた年末年始。「うち来る?」と四條に尋ねたい気持ちを押し隠し、裕子は一人で帰省した。出迎えてくれた家族に混じっていたのは、久しく会っていなかった優しい幼馴染のお兄さん・正吾だった。いつまでも嫁にいかない裕子を心配した家族は、正吾とくっつけようとしてきて…?昔から密かに憧れていた相手に心揺れる裕子は…?

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カラダだけ、甘く痺れて。~オトナの恋のはじめ方~ 6

「転勤決まった。お前も来いよ」四條から突然誘いを受けた裕子。結婚という形を取るわけではなく、四條が望んでいるのは、ただ転勤先についてきて一緒に暮らすこと。「生活費はオレが多めに負担するし、お前の仕事決まるまで100%出してフォローしてやるから」あまりに一方的でわがままな申し出に「私にはリスクしかない!」と反論する裕子。このまま遠距離になってしまうの…? そんな折、幼馴染の正吾が上京してきて…?

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カラダだけ、甘く痺れて。~オトナの恋のはじめ方~ 7

「もとに戻るか? セフレの関係」裕子の幼馴染・正吾の上京をきっかけに、ますますすれ違っていく四條と裕子。そんな折、四條の口からは衝撃的なセリフが飛び出した。「今の状態で遠距離になったらオレら悪化すると思わない?」納得がいく話し合いも出来ないまま、転勤先に旅立って行った四條。四條がいない東京で、正吾の優しさに心を揺らす裕子は…? そして、裕子に予想もしなかった緊急事態が起こって…!?

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カラダだけ、甘く痺れて。~オトナの恋のはじめ方~ 8

裕子のピンチに、遠方から車を飛ばしてかけつけてくれた四條。(私にはこの人だけいればいいのに…)彼の優しさに触れた裕子は、四條の転勤先についていく場合のことも前向きに検討してみようと思いはじめていた。(案外うまくいくのかもしれない…)アポなしで、突如四條の住むマンションまで向かった裕子。緊張しながらインターホンを鳴らす裕子を出迎えたのは意外な人物で―? カラダから始まった2人の恋の行き着く先は―!?

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