あらすじ蘇小底大学2年の白浪理助は、知ったかぶりで大学内の人望を集めている。そんな彼の前に、新入生・濱崎みなとみらい、高校時代の失恋相手・加古川姫姫が現れる。新歓コンパ終了後、みなとみらいと2人きりでバーに行くことになった理助は勢いで告白。早すぎる告白は意外にも成功し、2人は無事付き合うことになるが……?
『のぼる小寺さん』の珈琲の新連載。惚れっぽい白浪くんが好きになった女の子を落とすために「頼りになる人」「一緒にいて成長できる人」「なんかわかんないけどすごい人」を演出するべく女の子の好みに合わせて薄っぺらく知ったかぶりをして攻略しようとする話。 薄っぺらさが本当にどうしようもないくらいペラッペラなんだけど、行ったこともない土地のことをさも住んでましたかのように語る話術とか、薄っぺらいとはいえどもかなりの博識で苔の一念とはこのことかと頭も下がる。 知ったかぶりがバレてしまうのか?!っていうちょっと馬鹿らしいハラハラ感と、知ったかぶりもここまでくればすごいなっていう感心と、その先にあるラブ要素が程よく混ざっていて面白かった。楽しみな新連載。