忘れ去られし≪古きものども≫。その名は──…。時代の交差点で紡がれる、少女と先生の幻獣医療譚。 忘れ去られし≪古きものども≫。その名は──…。時代の交差点で紡がれる、少女と先生の幻獣医療譚。最後の「魔術師」の血筋である少女・ツィスカは獣医師見習い。獣医師・ニコに師事している中、とある往診を依頼される。それは吹雪く雪山の中、人間をも襲う化け物…。「巨大な何か」に傷つけられた手負いのグライフの治療だった。善も悪もない。ただ目の前に在る命を救うためだけに──…。これは消えゆく幻獣たちと、それを救う、少女と先生の物語。