あらすじ若いから無茶ができる! それを青春と呼ぶ! 無茶なことができるのは、若さの特権だ! そして若いから、青春だから、自分に迷う! それも若さの特権だ!! ひょんなことから知り合った元高校球児・ラッキューと、元超高校級ラガー・コッセツ。旅をしながら「なんでも屋」を営むコッセツに、大学を目指して浪人中のラッキュー。二人がたどり着いた、自分探しの旅の結末は!? 80年代にスピリッツ誌上で大好評を博した、笑いあり、涙ありの青春グラフィティ!!
なんでも屋として色んな仕事をして経験を積んでいくけど、大前提として「まだ何者にもなれていない自分、人生の中の宙ぶらりんの時代、そういうのが大事なんだ」と肯定してくれる作品ですね。それをジメジメと湿っぽく描いてあるのは読んだことがあるけど、こんなに明るく爽やかに描かれているのは初めてだったのでカッコいい漫画だと思いました。ギャグっぽいノリの始まりからは予想できない読後感です。ラッキューとコッセツは性格が全然違うけど大きな挫折を経験したもの同士で、お互いに言葉にして伝えたりしないけど想い合っていて素敵だと思いました。ラッキューのお父さんの話も好きです。もっと早く読めばよかった。