あらすじ

もしも、あのマウンドに立っているのが俺だったなら――。甲子園に出られることになった梅が丘高校。かつてのチームメイトたちに嫉妬と羨望を感じずにはいられない武士だが、遺恨を持つ相手校に因縁をつけられたエースを守るため大怪我を負う。そんな武士を見舞いにきた七重は、誤解がもとで武士のことをようやく諦める決心ができた。しかし武士は今更になって七重を想う自分の気持ちに気づき…!?そしてとまどいの季節の中、彼らのみつけたものとは…??

17歳、それは輝く青春の季節。そして同時にためらいと迷いの時期でもある。武士はずっと続けてきた野球をやめた。退部届けを出して帰る道筋出るのはため息、全く未練がないわけではないのだ。かっこ悪くて言えないが、恥をかくよりやめた方がマシという、せこいプライドが原因だった。“白球”だなんて言葉は綺麗だけど、実際そのボールは結構汚れているもの。そんな青春を回り道しながら、少年たちは大人になっていく――。

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分からないまま過ぎていく年月もあるし、分かっていても悪あがきする時代もある。中途半端な年頃におかれた高校生の武士は、素直で可愛い愛海と付き合い始めたものの、女心はさっぱり分からない。友人の「好きな子は汚したくない」という言葉に後押しされてソープに出かけたはいいが、残ったのはみじめな気持ちだけだった。そんな折、ふとしたことから幼馴染の七重の気持ちを知ってしまった武士。女心に悩む武士は…!?

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もしも、あのマウンドに立っているのが俺だったなら――。甲子園に出られることになった梅が丘高校。かつてのチームメイトたちに嫉妬と羨望を感じずにはいられない武士だが、遺恨を持つ相手校に因縁をつけられたエースを守るため大怪我を負う。そんな武士を見舞いにきた七重は、誤解がもとで武士のことをようやく諦める決心ができた。しかし武士は今更になって七重を想う自分の気持ちに気づき…!?そしてとまどいの季節の中、彼らのみつけたものとは…??

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