作品情報著者永井豪arrow_forward_ios巻数全2巻arrow_forward_iosカテゴリ少年マンガarrow_forward_ios出版社【イーブックイニシアティブジャパン】arrow_forward_iosレーベルその他arrow_forward_ios年代1970年代arrow_forward_ios刊行期間2000/12/27ジャンルユーモア・ギャグ登場人物登場人物・キャラクター(13)
あんまりなタイトル。ある意味「バカボン」よりヒドイ。今では主人公の名前を書くことすらはばかれますが、こんな自由人をギャグにすることが出来た時代が過去にはあったのです。彼らはいやがられこそすれ、差別はされることなく堂々と明るく生きてます。小学校にも通ってますし。ただしやることは究極的にハチャメチャ。答案はツバにまみれ、給食係になればカレーの中にゴミ服のまま落っこちる。お金がなくて買えない笛は自分のアカをこねて作るし、遠足に行けば貯水池の水を腐らせる……。先生数名がお亡くなりになるのもわかるというもの。私、小学校のころ花見の回を読んだことを覚えていますが、タマゴやきを作るシーンがあって……しばらくトラウマになりしました。そんな異端中の異端漫画ですが、最後まで我慢?して読めば、文字通り全身にこびりついた汚物をきれいさっぱり落としてくれるラストが待っています。主人公たちが更生するような予定調和ではなく、作品の本質を変えずにこのエピソードでシメるなんて。やはり永井豪って包容力が半端じゃあないです。