あらすじ

昭和11年2月、青年将校らのクーデターに遅参した猪野矢一郎少尉は、死に場所を求めて彷徨するうち、スペイン公使館に保護された。そして時あたかも共和政府とフランコ軍との間で内乱たけなわのスペインへとおもむく…!!
哀国戦争 1巻

昭和11年2月、青年将校らのクーデターに遅参した猪野矢一郎少尉は、死に場所を求めて彷徨するうち、スペイン公使館に保護された。そして時あたかも共和政府とフランコ軍との間で内乱たけなわのスペインへとおもむく…!!

哀国戦争 2巻

スペイン公使サンチャゴと共にマルセイユ港へ向かう途中、残酷極まりないアナキストの一団に捕らわれてしまった!猪野矢一郎は血刀をふるって、スペインへ向かう船を占拠したのちに出た行動とは…!!

哀国戦争 3巻

死を賭してマドリードへ出頭するサンチャゴ公使からフランコ将軍への手紙を託された矢一郎は、列車の中で反ファッショの作家ヘミングウェイと出会い、ドイツ空軍の爆撃を受ける。彼ら3人の運命は…!?

哀国戦争 4巻

フランコ将軍の絶大な信頼を得た矢一郎は、フランコ支援に派遣されているドイツ空軍のリヒトホーフェン中佐を共和派のテロから護る用心棒を引き受ける。そこへやってきたのはソ連の戦闘機だった…。

哀国戦争 5巻

サンチャゴの最後の言葉を伝えるために、彼の忘れ形見・テレサと共に命がけでフランコの元へ向かう矢一郎。それはフランコとの決別の時を意味することでもあった…。

哀国戦争 6巻

避難を訴える矢一郎の声もむなしく、ゲルニカの空をおおうドイツ・コンドル空団の大編隊!愛するカルメンと、彼女に宿る新しい命までもが戦禍の中に。その3人を待ち受けている、衝撃の結末とはいったい…。