風光明媚な福井県蔵岡町に江戸時代から造り酒屋を営む一軒の蔵元・蔵岡酒造がある。父の急逝で家を継ぐ事になった神尾茜は酒蔵を夫・修平にゆだね、自分は疲れた心を癒しぬくもりのある小さな旅館・蔵の宿を始める!
米処でもあり酒処でもある福井県蔵岡町に神尾茜の夢をのせた蔵の宿が誕生し、初めてのお客様を迎えようとするが、蔵の宿を乗っ取ろうと企む幸田一派が暗躍する。一方、修平は酒蔵の一員として新酒造りに情熱を注ぐ!
女将・神尾茜の夢をのせて福井県蔵岡町に誕生した旅館・蔵の宿では不審時が相次ぐ。どうやら蔵の宿乗っ取りを企む幸田隆三の意を受けた仲居の君子の仕業らしい。一方、修平は蔵岡酒造の蔵元として新酒品評会に挑む!
幸田一族の乗っ取り工作にもひるまず、女将神尾茜が切り盛りする蔵の宿はお客様の評判も上々だが、その乗っ取り工作に地元選出の元代議士徳山重雄が絡む。一方、修平は身の潔白を証明するため再び新酒品評会に挑む!
蔵の宿を乗っ取るため老獪な元代議士徳山重雄が仕掛けた神尾茜のスキャンダルが暴露された蔵の宿は大打撃を受け、客足も途絶え風前の灯。その窮地を救おうと修平はプリンセスホテルの田所総支配人と一緒に闘うが…!
お客でにぎわう蔵の宿に突然現れた2人連れの女性客がクレームをつけまくり、女将・茜は対応に大わらわ。実は女性客の1人は仲居君子の妹だった。一方、蕎麦打ち名人・林田は第1回越前蕎麦打ち大会で優勝を狙うが?
茜の蔵の宿は温かいもてなしの旅館として人気急上昇。その蔵の宿を代表した蕎麦打ち名人・林田が第1回越前蕎麦打ち大会で決勝に進む。そして修平の造った新酒は完成し、蔵の宿に料理研究家・伊東吉彦が訪れるが…!
造り酒屋の宿でありながら造り酒屋らしい…ここでしか味わえない料理がない。料理研究家・伊東吉彦の指摘に目の前が真っ暗になった女将・茜と花板・小松幹夫。果たして蔵の宿ならではの名物料理はできるのだろうか?
四部屋と小さい宿ながら心のこもったもてなしで客足の絶えない蔵の宿だが、元看護婦の仲居、奈々子が乗っ取りをたくらむ真田一派に利用され修平の愛人に仕立てあげられる。その悪い噂が町中に流れ茜と修平は窮地に!
お客でにぎわう蔵の宿に信江の妹・敏江が突然やって来る。仲居として働く敏江だが、わがままで自己中心的な性格は蔵の宿の雰囲気を息苦しくさせてしまう。そんな敏江に本当の幸せを知ってもらったらと気遣う茜だが…
雪が舞う蔵の宿では東京ジャガーズの山際投手が選手生命を懸けて自主トレをしていた。しかし、心を思うようコントロールできない山際はそのいらだちを茜にぶつける。一方、修平は備長炭仕込みの新酒造りに挑むが!?
蔵の宿の花板・小松幹男が日本全国名旅館板前選手権に出場することに。これは幸田一派の罠で小松に恥をかかせ蔵の宿の信用を失墜させようとする陰謀が…!!受けて立つ茜と小松だが…!?
蔵の宿にいたたまれなくなった黒田が失踪した。その黒田の心境を察した茜は必ず捜し出すと心に誓う。一方、日本名旅館板前選手権で勝ち進む小松に『蔵の宿で食中毒発生』というショッキングなニュースが飛び込む!!
乗っ取りを画策する幸田は希代の詐欺師・田口を蔵の宿へ送り込むと思わぬ波乱が。更に大阪の老舗料亭の若旦那が由佳を見初める。困惑する由佳に対し古屋は動揺を隠せない!!
蔵元の名代として花影茶屋本家に乗り込んだ古屋は酒を取るか由佳を取るか決断を迫られる。果たして古屋の答えは…?更に食通の小説家が蔵の宿を訪れ、板前が作り得る最高の小鯛料理を所望するが…!?
料理研究家・伊東と共に小鯛料理にはしをつけた食通の小説家は「食するに耐え難い」と断言し、板前の小松と黒田をがく然とさせる。一方、修平は酒蔵の社運を懸けた100本限定の新酒を造るべく動き出すが…!?
蔵岡酒造が社運を懸けた贈答用百本限定の【蔵の宿】が完成、売り込みに上京する修平と古屋。一方、幸田悦子は徳山龍也と婚約して蔵の宿をつぶそうと新たな包囲網を敷くが…!?この苦境に茜はどう立ち向かう!?
田所支配人からある老舗旅館の立て直しを依頼された茜は東京・本郷に向かう。そこで待ち受けるものは…。一方、徳山龍也は茜の留守をいい事に修平の昔の女を蔵の宿に呼び蔵岡酒造を窮地に追い込む!!
徳山龍也の陰謀ではめられた修平は昔の女・山科由里子により窮地に立たされる。一方、派遣女将となって上京した茜は再建した江戸屋清順荘でハリウッドの大女優を迎えるが!?
酒蔵に素人を受け入れる。修平の大胆な企画で7人の蔵人が誕生した。一方、鳴りを潜めていた幸田隆三は町会議員を引退、孫娘の悦子が世襲するが、選挙事務所の件で誤解が生じ、茜と対立する!!
ついに7人の蔵人の酒が完成した。試飲する7人は感激のあまり言葉もない。一方、増田屋が突然蔵の宿に現れた。茜にホテル業を伝授して欲しいと懇願するが、その真意とは!?
蔵の宿で修行中の花山太郎の夢は実家の旅館を継がず、プロの写真家になる事だが茜の胸中は!?そして茜の友人の高嶋美佳のカフェがオープンすると増田屋の嫌がらせが始まる!!
業績不振にあえぐ蔵岡酒造。そんな局面を打開しようと修平は売れ残った日本酒から焼酎を造ろうと決断。そして蔵の宿の利き酒師・坂下淳子には驚くべき秘密が隠されていた!!
「女将さん、助けて!!」と叫んで利き酒師・坂下淳子の電話は途絶えた。淳子を助けようと上京する茜。一方、修平は島田杜氏の勧めもあって茨城県の造り酒屋に単身修行に出る!!
蔵の宿の隣にオープンした霞ケ城ホテルの支配人・塩谷健太は茜の元の職場の上司だった。茜を逆恨みする塩谷は蔵の宿をつぶそうとするが、茜は酒蔵茶屋を造り塩谷を迎え撃つ!!
蔵の宿が酒蔵茶屋をオープンする日に霞ケ城ホテルが全く同じ茶屋をオープン、客を根こそぎ奪っていった。その後、池上庄太郎の提案で鯖ずし日本一決定戦が開催されることに!!
ついに鯖ずし日本一決定戦の決勝が始まる。優勝を目指す蔵の宿の茶川テルの前にまたしても塩谷支配人の陰謀が。そして修平は潮来酒造での修業を終了してついに蔵岡酒造に帰ってくる!!
幸田隆三は霞ヶ城主移封三百十周年記念の剣術大会を開催して、茜に一泡吹かせようとたくらむ。そのころ蔵の宿に六代目中村知恵蔵の娘で女優の中村いずみがやってくるが…!?
霞ヶ城主移封三百十周年記念の剣術大会の代表に選ばれた蔵岡酒造の西出小次郎は、どんな戦いぶりを見せるのか。一方、花山太郎は江戸屋清順荘の若女将・清香に一目惚れして!?
霞ヶ城広場で行われている剣術大会もクライマックスを迎える。幸田隆三が推す日置宗忠と蔵岡酒造の西出小次郎の因縁の対決が始まる。茜たちの期待を胸に西出小次郎が参る!!