あらすじ

一枚の和紙に、髪にゆれるかんざしに、秘められた血のにじむような想い顔で笑って、心で泣いて・・・・・・男も女も一人前の職人に育(な)っていく。市井を生きる名もなき職人たちのキラリと光る生きようを見つめる作者のやさしいまなざしが心に染みる。江戸を舞台にくりひろげられる珠玉の作品集!!
職人尽百景 1巻

心を込めて打たれた釘。愛でるようにかけられた鉋。そうしてなされた仕事が、丈夫で長持ちをする家を作り上げる。頑固なまでにこだわり続けた者のみが得られる充足感。それが本当の〝仕事〟なのかも知れない。己の〝技〟に自信を持つ者だけに許された〝世界〟がそこにはある。名もなき市井の〝職人〟たちを描いたハートフルストーリー。

職人尽百景 2巻

木綿を彩る藍染め模様、茶室が張り詰める一個の茶碗、池に調和するしなやかな釣竿、寺社の軒下を飾る浮き彫り、すかし模様・・・・・・キラリと光るは江戸の職人気質。現代に続く、名もなき江戸の仕事人たちの泣き笑いを心あたたかく描く作者の感性が、そこかしこにちりばめる珠玉の作品集!

職人尽百景 3巻

一枚の和紙に、髪にゆれるかんざしに、秘められた血のにじむような想い顔で笑って、心で泣いて・・・・・・男も女も一人前の職人に育(な)っていく。市井を生きる名もなき職人たちのキラリと光る生きようを見つめる作者のやさしいまなざしが心に染みる。江戸を舞台にくりひろげられる珠玉の作品集!!