プロを目指して歌いつづけるボーカリスト・沢口卓哉。テクニックも身長も抜きんでたギタリスト凡河内。二人の出会いが運命を動かし、未来を紡ぎだす――。心を揺さぶる大人気シリーズ第1巻!!
「蛮嘉」から「VANCA」へ――不完全だった二人だけのバンドがようやく探し当てたふたつの才能。四人となったVANCAが、新たなスタートラインに立つ。「ROCK ON」シリーズ全収録の第2巻!!
記念すべきファースト・アルバムを発売したVANCA。しかし、それは長い道のりの「はじめの一歩」でしかなかった。相変わらず地道な活動のなか、ツアーは卓哉たちの故郷へと向かうが!?
追いかける夢と、立ちはだかる現実。そのはざまで、VANCAが選んだ道は、自らの事務所設立だった。「社長」となった卓哉とメンバーたちは、荒波の中へと船出するのだが!?
「独立」したVANCAを待っていたものは、さらなる困難と新たな出会いだった。そんななか、卓哉は、因縁の深い麻井がいまだにVANCAのステージを追っていることを知る。ESK DUALを抱え、順風満帆なはずの麻井がなぜ? 激動の日々を描く第5巻!!
「俺たちのことを、いちばんわかってくれる人間」――最後の最後に卓哉が選択したのは、麻井と正面から向き合うことだった。ふたりの確執が終わりを迎えた頃、VANCAとその周囲には、新たな熱気が生まれようとしていた。そして、待望のレコーディングが始まった!!
ロンドン・レコーディングのサード・アルバムを引っさげ、新生VANCAの活動が始まった。大規模野外ライヴも初体験、卓哉の歌声は大空のもとに響き渡る――。一方、高梨雪と伊集にも転機は訪れようとしていた。しかし…!?
すべてが新しい体験とも思える「充実の夏」を駆け抜けるVANCA。しかし、四人の周囲では、数々の分岐点のドラマが進行していた……。
夏のイベントの最終日。ESK-DUALのステージで、それは起こった。新名との“競演”を機に、ミュージック・シーンで光を放ち始めたVANCAだったが!?
「我が道」を走り続けてきたVANCAに、華やかなスポットライトが降りそそぐ。そんななか、卓哉のはじめてのオリジナル曲のレコーディングが決まった。これまで全ての曲を書いてきた凡河内にとって、この出来事を意味するものは…?
4枚目のアルバムを引っ提げてのツアーも絶好調、メディアもVANCAを追う。そんななか、ESK-DUAL活動再開の報道に、「勝ちたい」とはじめて思う卓哉。そして、高梨雪の「復活プロジェクト」に単独参加する凡河内にもある思いが…!?
レコード会社主導によるメディア露出戦略に、「売れる」ことの意味を自問自答する卓哉。やがてVANCAは、ミュージシャンが夢見る“あの場所”を見据えることになる――。高梨雪との別活動を続ける凡河内、活動を再開したESKの動向が複雑に絡み合って!?