あらすじ

傷ついたエルナを背負い、地下水路を逃げるヴァルの親友・スヴァンは、聖修道会の凶刃に倒れた…。またしても人を救えなかったエルナは嘆き悲しむ。一方、今の社会を滅ぼし、世の中を変えようとする修道会の大魔導士・バルドゥルの力は増すばかり。そして、エルナたちは聖修道会と敵対する正統修道会のあるグードランドに到着するが…。
聖戦記エルナサーガII(1)

家庭教師のヴァルに、ほのかな思いを寄せる普通の女子高生・エルナは、遥か昔、魔獣フレースヴェルグを倒した勇者の一人、エルナ姫と同じ名前。ある日、エルナスの工事現場で爆発が起き、そこで発見されたギムレー期の剣は伝説の聖剣で、神話の英雄が振るった封魔剣だった。ヴァルはギムレー期のデータを解読し、剣と魔法の時代を証明しようと…。

聖戦記エルナサーガII(2)

ある日、神の再臨を目指す聖修道会に、突然狙われ始めた女子高生のエルナは、自分は強大な魔力を持つエルナス王家の王女で、光の姫御子だと知る。聖修道会は、殺害したエルナの養父母を魔法で蘇らせ、エルナとヴァル、そしてエルナを守るよう国王に命じられたリョート・ニーレンを襲う。襲撃者を退けた3人は、伝説の精霊・ソーロッドの助言もあり、列車でアーサトゥアルを離れるが…。

聖戦記エルナサーガII(3)

エルナス国の王宮に着き、勇者の末裔であることを自覚したエルナだが、聖修道会の襲撃から誰一人救えなかったことに悩む。行方不明になったヴァルのことも心配するが、王位継承を考え、魔導書を守り、王女らしくエルナスの誇りになるよう説得される。リョートのエスコートで、プリンセスとしてのお披露目の舞踏会へ赴くエレナだが、会場には既に聖修道会の者が入り込んでいて…!?

聖戦記エルナサーガII(4)

傷ついたエルナを背負い、地下水路を逃げるヴァルの親友・スヴァンは、聖修道会の凶刃に倒れた…。またしても人を救えなかったエルナは嘆き悲しむ。一方、今の社会を滅ぼし、世の中を変えようとする修道会の大魔導士・バルドゥルの力は増すばかり。そして、エルナたちは聖修道会と敵対する正統修道会のあるグードランドに到着するが…。

聖戦記エルナサーガII(5)

エルナスの魔導書に書かれている核融合弾の呪文、熱核雷弾。その魔導書を国王から奪おうと画策する聖修道会の大魔導士・バルドゥル。一方、エルナス領事館で狂戦士と対峙したエルナ達だったが、狂戦士の正体が人間であることを知ったエルナは動揺し、連れ去られてしまう。そしてエルナを救うため、ヴァルは聖剣と聖鎧を!?

聖戦記エルナサーガII(6)

聖修道会に軍の強制捜査が入り、治療院の中まで強引に入り込んだ軍に対し、大魔導士・バルドゥルは神の罰とばかり、魔法を使い始める。一方、誘拐及び連続殺人犯として指名手配されていたヴァルは、警察署内で魔法力を見せるが、信じてもらえない。そんな時、聖修道会と軍が戦闘を開始し…。兵器対魔法の闘いに、エレナはどうするのか!?

聖戦記エルナサーガII(7)

人間を裁くことのできるのは神のみ、人は座して滅びを待てと、大魔導士・バルドゥルは、その力を発揮し始めた。一方、謎の少女の正体は、遥か昔、勇者であり闇の姫御子とも呼ばれたエルナ姫の遺髪から造られたクローンだった。優しさと残虐性を併せ持つ大魔導士・バルドゥルに囚われ、深く傷ついたエルナの運命は!?