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主人公の聡たち仲良しグループは中学生最後の夏休みの思い出作りに雉島旅行へ出発。順調な航海が続いていたが、突然、空が血のように赤く染まり、直後、船は津波に飲まれてしまう。目の前で親友が死に、ショックで意識を失ってしまった聡。気が付くと一人、無人島に漂着していた。食料も水もない島で、生きる術はあるのか。一方、沈没を免れた船内では、恐ろしい殺人鬼が誕生していた…。戦慄のパニックストーリー開幕！
殺人鬼の恐怖に脅える聡と美香の心を救ってくれたのは、島で星の観測をしていた暁源三と聡と美香の同級生・真一だった。生きる力を取り戻した聡は、本土と連絡をとるため、暁と共に暁の恩人・網本の元へ向かう。しかし道中待ち受けていたのは、殺し合う人々だった。網本は、赤く溶けたように昇る太陽のせいで皆が狂暴化したと言う。その話を聞き、暁には心当たりがあるようで…。極限の恐怖を描く、パニックストーリー！
殺りくに快感を覚える少年・一馬に襲撃された美香と真一を、ギリギリ救った聡たち。だが、住まいとしていた観測所を爆破された一向は、新しい住処を求め、神主の娘・貴理子の小学校へ。一方、新しい情報を求め漁師の村に向かった暁は、狂暴化した網本に命を狙われてしまう。殴られ、刺されながらも逃げのびた暁は、痛みを感じない自分に恐怖を抱くのだった。衝撃展開の連続に目が放せないサスペンス・パニック！
畑を耕し、勉強を再開し、少しずつ“生活”を整え始めた聡たち。しかし食糧難は深刻だった。魚を捕るため、聡と暁は船探しに出かける。その先で、聡は死んだはずの親友・守宏と再会。喜ぶ聡に向かって、守宏は殺意を爆発させるのだった。一方、暁の元には一馬が現れる。暁がすでにウィルスに感染していることを見抜き、自分の仲間になるよう誘う。一馬の本当の目的は何なのか。そして聡の運命は!? 極限の戦慄ストーリー！
残忍な大人たちを連れて、小学校を襲撃した一馬。聡を殺して復讐を果たそうとする守宏。ピンチの連続に、聡は仲間との絆で立ち向かう。しかし一馬の手下で殺人鬼の大男が、ウィルスによって暴走。禍々しい殺人鬼から聡たちを逃がすため、暁は一人立ち向かうことを決意する。暁との合流を信じ、逃走する聡たちは、一馬の仲間が乗ってきたというクルーザーを目指す。果たして聡達は無事に島を脱出できるのか？ 興奮と感動の最終巻！
