江戸の町で続発する残虐な辻斬り。その凶行の首魁が将軍・家光であるという噂を耳にした将軍家剣術指南役・柳生十兵衛は、遭遇した押し込みの現場で異能の武芸者達を従えた首魁の姿を目撃する…その顔は…
江戸の地に描かれた焔の籠目紋! 常夜衆の“儀式”により江戸の町は混乱の極みに達し、その騒乱に乗じて将軍・徳川家光の生き別れた双子の弟・羅刹が、兄を最後の生贄に捧げんと江戸城に襲来する! そしてさらに、常夜衆最強の敵・白虎が暗躍! その陰謀は、海を越えて遥か大陸の強国をも巻き込んで広がっていく! 果たして、千年もの永きに渡り続く憎悪の連鎖を、柳生十兵衛は断ち斬ることが出来るのか!?