父の葬儀にやってきた、父の愛人・マリエ。俺は彼女に惹かれてしまった――父は大企業の経営者だった。会社を引き継いだ俺のもとをマリエが訪ねてきた。話のなりゆきで、なぜか彼女を雇うことに。俺とマリエが少しずつ、近づいていく。そしてある夜――私、あの人の息子までばっちり手に入れたわ。女はね、したたかでないとうまく生きていけないのよ。私、愛人やんなきゃ生きていけないんだもの。利用して、利用して、利用して、利用しまくってやる!それぞれの思惑の裏で、もう1組の男女が距離を縮めていた。それは彼と彼女の子供たち。愛人体質の血脈は続いていく――