あの女は生きている限り、私の恋人を狙い続けるだろう。私と婚約者が働く会社に入社してきた美人。なんだか彼を気に入ったみたい?あの女は恐ろしい人間だった。社長の娘という立場を利用し、彼を追い詰めて寝た。そして驚くことに、そのときの映像を私に送りつけてきたのだ。テクニックがあるからってなによ! 私の幸せを奪わないで!ある夜、私が発見したものは、ガスが充満する部屋で酔って眠りこけるあの女。迷った末に私は彼女を助けた。でも女は目を覚ますなりまた彼にベタベタとして……。選択は間違っていたかもしれない。その後私はもう一度、あのときと同じ選択を迫られた。救うべきか、見殺しにすべきか。今度私が選んだのは……。