あらすじ私がやったのよ。そう、お金がほしかったのよ……悪びれることなく実母を殺害したという姫宮桐子(38)。彼女は10年前の離婚以後、息子・了とともに暮らしていたがパートだけでは生活が成り立たず母親に頻繁に金をせびっていた。事件の担当刑事は桐子の証言と事実に違和感を感じはじめ、その背景を探ることに。次第に明らかとなる事件の背景。そこには桐子が幼少時代に負った心の傷であり、「買い物依存症」という心の病があった。彼女は本当に実母に手をかけた悪人なのだろうか?