あらすじ

仕事ができて男にも困らない。男はからだだけで充分、束縛する男はいらない。自由を満喫していた城下繭子を突然襲った発作。割りきりの男・望とセックスしていれば発作は治まる、望と結婚したらこのパニック障害のようなものも治る――繭子はいつしかそう考えるようになっていた。けれど望はつき離す。かつての繭子のように。依存する、自分がなりたくなかった女になってしまった繭子は!?
解決はしません 1巻

仕事ができて男にも困らない。男はからだだけで充分、束縛する男はいらない。自由を満喫していた城下繭子を突然襲った発作。割りきりの男・望とセックスしていれば発作は治まる、望と結婚したらこのパニック障害のようなものも治る――繭子はいつしかそう考えるようになっていた。けれど望はつき離す。かつての繭子のように。依存する、自分がなりたくなかった女になってしまった繭子は!?

解決はしません 2巻

自分の症状が「パニック障害」というものだと理解した繭子は、心療内科に出かけていく。ハンサムな男の医者に、つい気を引くようなことを言ってしまい、また、嫉妬させれば望が自分と結婚したがるかもしれないと、嘘に嘘を重ねる繭子。次第に会社にも行けなくなり、飲み屋で馬鹿にされた派遣の女・国保 興(こくぼ こう)から望を奪われるという妄想に悩まされ……。「私は愛で治りたいだけなのに」。繭子の心は迷宮を彷徨う。

解決はしません 3巻

パニック仲間から執筆をすすめられ、作家になることを決心した繭子。ウエイター・和樹との恋物語を書き始め、症状もおさまるが、和樹に家庭があると知ってパニック障害が再発してしまう。どこにも居場所がなくなり、実家へ帰る繭子。そして地元で純情な男の同窓生が医者として成功しているのを知る……。果たして繭子の魂は救われるのだろうか。