あらすじ

大正14年4月。東京にある小説家・小林秀雄の自宅に、詩人・中原中也が訪ねてきたことから、ふたりの天才の魂の交流が始まる。自分は他の人びととは違うと思いながらも常識にとらわれて生きる小林は、天衣無縫に生きる中也に惹かれ、その力になりたいと願う。しかし中也は蝶のように小林の手からすり抜けては戯れるばかりで――…。才能あふれる男たちの濃密な人生を、丁寧な取材で描いた曽根富美子の傑作第1巻。

大正14年4月。東京にある小説家・小林秀雄の自宅に、詩人・中原中也が訪ねてきたことから、ふたりの天才の魂の交流が始まる。自分は他の人びととは違うと思いながらも常識にとらわれて生きる小林は、天衣無縫に生きる中也に惹かれ、その力になりたいと願う。しかし中也は蝶のように小林の手からすり抜けては戯れるばかりで――…。才能あふれる男たちの濃密な人生を、丁寧な取材で描いた曽根富美子の傑作第1巻。

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繊細な心をもつ詩人の中原中也は、その純粋さゆえに世間に心を蝕まれていく。中也に強く惹かれている親友の小林秀雄は、公私ともに彼を支えようと決意を新たにしていた。そんな折、子供が生まれ一時は心の安定を取り戻したかのように見えていた中也に、運命は非情な決断を下し――…。文学に人生を捧げた男たちの熱い魂の交流・生き様を描いた曽根富美子の傑作コミック第2巻。

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