あらすじ

ピアノの才能を認められ、ブランシェ伯爵家にひきとられたフォリー。憧れの街ウィーンでなんとか社交界入りを果たすが、実はフォリーは12年前行方不明になったウィーン大公の娘だった。フォリーが「お守り」と教えられ、肌身離さずにいたペンダントがその証拠だったのだ。事情を知る青年伯爵フレデリックは、没落した家を盛りたてるためにその事実を利用しようとするが、思わぬ出生の秘密を知らされたフォリーは、あてもなく伯爵家を飛び出してしまい…。
フォスティーヌ(コミック・フリル)(1)

明るく元気なフォリーは、旅回りの一座の娘。幼い頃からピアノが得意で、いつか音楽の都ウィーンで一流の演奏をするのが夢だった。ある日、領主の屋敷で芸を披露することになり、そこで美しい青年伯爵フレデリックと出会う。彼は偶然フォリーが落としたペンダントを拾うが、返してほしいと頼みに行くとフォリーにひどい言葉を投げつけてきた。「きみのだって? ばかな。それとも盗んできたのか?」と。そのペンダントにはフォリーも知らない秘密が隠されていて…。

フォスティーヌ(コミック・フリル)(2)

ピアノの才能を認められ、ブランシェ伯爵家にひきとられたフォリー。憧れの街ウィーンでなんとか社交界入りを果たすが、実はフォリーは12年前行方不明になったウィーン大公の娘だった。フォリーが「お守り」と教えられ、肌身離さずにいたペンダントがその証拠だったのだ。事情を知る青年伯爵フレデリックは、没落した家を盛りたてるためにその事実を利用しようとするが、思わぬ出生の秘密を知らされたフォリーは、あてもなく伯爵家を飛び出してしまい…。

フォスティーヌ(コミック・フリル)(3)

1度は伯爵家を飛び出したものの、再びウィーンに戻ってきたフォリー。彼女を待っていたのは、父・ウィーン大公の死の知らせだった…! けれど、たったひとりの肉親となったクリスティーナおばあ様に孫娘と認められ、フォリーは晴れて大公の娘・フォスティーヌとして暮らすことになる。が、それを疎ましく思う者もいた。お披露目パーティーでフォリーは命を狙われるが…!? そして今や、身分が逆転してしまった伯爵フレデリックとの恋の行方は…!?

フォスティーヌ(コミック・フリル)(4)

亡き大公の娘だと認められて以来、フォリーは、それまでいつも一緒に過ごしていた伯爵フレデリックと会うことも許されなくなった。美しいドレスで着飾っても大好きなピアノを弾いても、彼がいなければフォリーの心は曇ったままなのに。もうフォリーは、大公家の血を引く相手としか結婚できない身分になってしまったのだ…! そんな時、由緒正しき大公家の跡継ぎウォルフがフォリーに結婚を申し込んできて!? 感動の宮廷ロマンス完結編!!