あらすじある夏の日、水泳部ホープの九条(くじょう)は上級生の水村(みずむら)に一目惚れをする。近づいたつもりでも水村は水のようにとらえどころがなくもどかしさは募るばかり。一方、水村は、実家の映画館が立ち退きを迫られる中、誰よりも早く泳ぐ九条の姿に希望を見出していた。胸の痛みが心地いい。極上のセンシティブ・ラブ、ついに単行本化。