紫月は、悪人から盗んだ金を貧しい人たちに分け与える義賊の一味。ある日その姿を、美しい陰間・春華に見られてしまった。花のように微笑んだ春華が忘れられず、紫月は茶屋に通うようになる。春華とふたりでひっそり生きていこうと決意した紫月。身請けの金のため、最後の仕事に向かう紫月だが、予期せぬ運命が待ち受ける！果たしてふたりの愛の行方は……!?表題作ほか、描き下ろしも含め６作品収録！※松文館刊行のコミックスを分冊しています。