棚田喬は、健康器具メーカーに勤務するサラリーマン。ある夜、同僚の穂高広志は会社で泣いている棚田を見かける。棚田から助けを求められ、事情を聞くと、部長に恥ずかしいビデオや写真を撮られ脅されていると言う。穂高と棚田はそのまま熱く体を重ね合わせたが…
穂高と棚田は身も心もささげあう恋人同士。しかし、棚田には財界の大物たちと特別な繋がりがあり、高級男娼としての別の顔も持っていた。心の渇きを体で埋めているような危うさは、決別したはずの男との、禁断の過去が原因だった…
穂高と棚田は社内で密かに、かつ大胆に愛を交し合う間柄。だが棚田は、サラリーマンという表の顔と、高級男娼という穂高には絶対に見せない裏の顔を持っていた。欲望に溺れるように体を繋ごうとする棚田の禁断の過去が少しずつ明らかに…。
棚田との愛戯に溺れる様々な客たち。「あらゆる娯楽のプレゼンター」ティマイオスに棚田を求めて通いつめる政治家・蜂須賀洋造。規約で禁止になっている窒息プレイや道具の持ち込みを…