あらすじ

厳しい父親のもと育った宙には、とても大切な人がいた。隣の家に住む年上の幼なじみ、哲弥だ。嬉しいことがあった日も、悲しいことがあった日も、どんなときもそばにいてくれた。でも、宙が成長するにつれ、ふたりの時間は変わり始める。宙が哲弥を意識し始めたとき、哲弥もまた宙に抱いている欲望に気づいてしまう…宙は俺が守る、そう誓ったはずなのに──甘くせつない恋の物語!
幾千の夜第一夜

厳しい父親のもと育った宙には、とても大切な人がいた。隣の家に住む年上の幼なじみ、哲弥だ。嬉しいことがあった日も、悲しいことがあった日も、どんなときもそばにいてくれた。でも、宙が成長するにつれ、ふたりの時間は変わり始める。宙が哲弥を意識し始めたとき、哲弥もまた宙に抱いている欲望に気づいてしまう…宙は俺が守る、そう誓ったはずなのに──甘くせつない恋の物語!

幾千の夜第二夜

「俺ずっとてっちゃんと一緒にいたい」家を飛び出して、幼なじみの哲弥と暮らし始めた宙。大好きだった哲弥と想いがつうじ、自然と抱き合うようになる。大好きなのに、一緒にいたいのに、でも……まだ大人になりきれないふたりは強すぎる想いにふりまわされて――…

幾千の夜最終夜

数年前、宙はこの世で一番大事で特別な存在だった哲弥と別れることを選んだ。守られるだけの自分から変わるために、哲弥に哲弥自身を大事にしてもらうために。未熟な子供から大人になり、街で歩いていても哲弥に似た人をつい探してしまう。もし、もしもう一度てっちゃんと逢えたら──そんなとき、偶然ふたりは擦れ違い!?幾つもの夜を越えたふたりの想いは……