エメライン…出会ったのは半年前。ニューイングランドの田舎町・アマーストから出てきたばかりのニューヨークに不慣れな娘。ガイはたちまち彼女の虜になった。結婚は承諾するも、田舎に残した唯一の肉親である妹に報告したいと、アマーストに戻ったエメラインであったが２週間、何の連絡も寄こさなかった。一刻も早く式を挙げたいガイは、エメラインの実家・アマーストに降り立っていた。そこに待ち受けていたのは……。光崎圭が放つ極上ミステリーの表題作の他、ラブストーリーの名作「ノスタルジックな街角で」や「ＬＡＤＹ　ＬＡＤＹ」、おまけページの「私のシュラ場」などを収録の短編集。