四つの塔の見張りのうち二人、エダニエルとエドリアを仲間に加えたディナとヴィンセント。彼女たちの真夜中の任務は、間もなく半分を終えようとしていた。だが凶暴な亡霊たちは、これから襲いかかる本当の危険の前触れでしかなかった。霊たちの世界では、勇敢な戦士エドリアの力ですら万能ではない。嫉妬、憎悪、怨恨に満ち溢れ、静かな眠りにつくことを拒み続ける死者たち。やがてその悪しき心は、ディナたちの感情にまで暗い影を落とし始める。なぜアディー・クラークは、再び姿を現したのか?そして死者たちさえも恐れるという、謎の存在とは…?