あらすじあゆみと距離を置くかつての恋人・水本と、そばに寄り添い続けてくれた火賀。そのふたりが「赤月の日」に入れ替わってしまい、困惑するあゆみだったが…。一方、美しい容姿も恋人も手にしたはずの然子は絶望を深めていき…。 愛されるべきは、外見か、中身か。衝撃のクライマックス──!
自殺をしようとする然子。然子と入れ替わるあゆみ。 相反する二人が入れ替わった時にどの様なことが起こるのか。 設定が高校生なので、読めるかなぁと思ったけど、問題なく読めた。むしろ、読んで良かった。 然子は、なぜここまであゆみを、人を恨み妬んでしまったのかな。しかし考えてみると唯一安らげる場所の家庭で母親に冷たい態度されたら、心の居場所みたいなものが無くなってしまうかもしれないな。と思う。 ラストの然子の可愛らしい微笑みが忘れられないかな。