非常に王道な少女漫画感想142名無し君に届けで有名な椎名先生の前作。明るくて垢抜けない女の子が、影のあるチャラそうな男の子に惹かれるというテンプレみたいな展開だが、きちんと友人達のキャラが生きていて、十代特有の狭い人間家系ですべてが構築されている感じが良かった。また、主人公の相手のことはとても好きだけど、一途な自分には酔わないというスタンスに好感が持てた。わずか六巻で良くまとまった漫画だと思う。