あらすじ

「余計な世話はしなくていい」「わかりました。もう二度とお世話しません。それでいいんですね」あのヴィクターとアンが夫婦喧嘩!?お互いにちょっと忘れてしまった優しさを夜空の星が教えてくれる「星降る夜に」のほか、熱を出して幼いころの悲しい記憶にうなされるアンをお坊ちゃま育ちのヴィクターが看病する「フィバー!」など、ロンドン・ロマンスシリーズに待望の続刊登場。純粋でナチュラルな幼妻と大人げなくやきもきすることが定番になった中年の旦那様のホットストーリー5編を収める短編集。新キャラ、コンラッド牧師は絶対注目!!
倫敦恋奇譚

最愛の妻と死に別れた過去を持つ、少し変わり者の中年紳士、ヴィクター・グレン。そして彼の屋敷に新しくやって来た、温和で誠実な少女メイド、アン・ハーディ。アンとの交流がヴィクターに心からの笑顔を取り戻させ、やがて二人は互いに惹かれ合ってゆく。だが、そんな二人の前に「身分」という壁が立ちはだかる…。19世紀後半のロンドンを舞台に花開く、中年紳士と少女メイドのヴィクトリアンロマンス。「花嫁指南」プレストーリー。

花嫁指南(1)

19世紀末、ヴィクトリア朝時代のイギリス。グレン家のメイドだったアンは、主人のヴィクターに見初められ結婚の約束をする。そして、ヴィクターの姉バーバラのもとで花嫁修業が始まった。何も恥じることはないとヴィクターはアンを支えるが、身分を超えた結婚に承服できないでいるバーバラ、よそよそしいメイド仲間のメリッサなど、周囲との関係や環境の変化に戸惑い傷つくアンは…。メイドだった少女アンがジェントリの花嫁になるまでを描いたヴィクトリアン・ウェディングレッスン!

花嫁指南(2)

19世紀末、ヴィクトリア朝時代のイギリス。グレン家のメイドだったアンは、主人のヴィクターに見初められ結婚の約束をする。そして、ヴィクターの姉バーバラのもとで花嫁修業が始まった。何も恥じることはないとヴィクターはアンを支えるが、身分を超えた結婚に承服できないでいるバーバラ、よそよそしいメイド仲間のメリッサなど、周囲との関係や環境の変化に戸惑い傷つくアンは…。メイドだった少女アンがジェントリの花嫁になるまでを描いたヴィクトリアン・ウェディングレッスン!

冬の天使

結婚して初めての冬、クリスマスパーティを開くことになったアンとヴィクター。旦那様に手作りのプレゼントを思いつくアン、高価なものを好まない新妻への贈り物に悩むヴィクター、屋敷の使用人やグレン商会の社員たちも招くことになり、パーティの準備は和やかに進んでいった。ある日アンは、前妻ミーナの墓の前に立つヴィクターを偶然見てしまう。死別に隠されたヴィクターの苦しみを知ったアンは…。過去の愛、現在と未来の愛、すべてを包み込むクリスマスストーリー「冬の天使」と、その半年前の二人のサマーハネムーンストーリー「蜜月旅行記」を同時収録したロンドンロマンス・シリーズ第3弾!

不機嫌な訪問者

屋敷に不機嫌な顔つきの客がやってきた。ヴィクターの友人で画家のジャン・ギルベール。口の悪いジャンにアンは泣きそうになるが、ヴィクターから二人はかつて芸術を志した仲間で、訪問の目的が彼の絵のモデルの身元調査であることを知る。ジェシカは娘かもしれない、と。絵が描けなくなってロンドンに戻ってきたジャン、愛に飢え周囲に攻撃的なジェシカ、ヴィクターの妻であることに自信を失いかけるアン、夢に挫折したヴィクターの過去、それぞれの心と人生が絡み合って舞台はテムズ川へ。「人生には錨が必要だ」(by中年詩人ヴィクター・グレン)――ロンドンロマンス待望の第4弾。

星降る夜に

「余計な世話はしなくていい」「わかりました。もう二度とお世話しません。それでいいんですね」あのヴィクターとアンが夫婦喧嘩!?お互いにちょっと忘れてしまった優しさを夜空の星が教えてくれる「星降る夜に」のほか、熱を出して幼いころの悲しい記憶にうなされるアンをお坊ちゃま育ちのヴィクターが看病する「フィバー!」など、ロンドン・ロマンスシリーズに待望の続刊登場。純粋でナチュラルな幼妻と大人げなくやきもきすることが定番になった中年の旦那様のホットストーリー5編を収める短編集。新キャラ、コンラッド牧師は絶対注目!!

オフィーリア・ナイト

「この家には幽霊がでるの。それでもいいなら泊めてあげる」アンとヴィクターは旅の途中、雨で馬車が動けなくなってしまい、近くに見つけた屋敷へ行くことに。その屋敷に住む不思議な美少女オフィーリアとの出会いがきっかけで、アンとヴィクターが誘拐事件に巻き込まれる!?ミステリアスだけど心温まるストーリーの「オフィーリア・ナイト」クリスマスに向けてヴィクターがアンの為にサプライズを用意しようとする「クリスマスの精霊」―――純粋な幼妻アンとイケメン紳士な旦那様ヴィクターの恋物語、ロンドン・ロマンスシリーズ続刊、ついに登場!