あらすじ

3千年前、悪魔の使いヘルメスと太陽の使者の若者が戦い、ヘルメスとそれに与する怪物たちは洞窟に閉じ込められた。インドの奥地にあるその洞窟には、ジムボーイと名を改めたヘルメスや、これまでの怪物たち以外にも、まだ見ぬ怪物が眠っているといわれる。平和を守るため死闘を繰り広げる不死身の探偵・五郎は、ジムボーイや怪物たちに打ち勝つことができるのか!? 四十年後の五郎とジムボーイの最後の戦いを描いた、最終章も収録!
少年旋風児(1)

絞首刑の場から脱走した極悪人ジムボーイは、自分を捕まえた有村探偵への復讐を誓う。その有村探偵局に入った少年・立花五郎は、銃の腕前や格闘技の凄さで周囲を驚かせる。一方、脱獄したジムボーイの最初のターゲットは、プロレス界の王者・大力山。命を狙われていることを知った大力山は、有村に護衛を依頼する。初仕事に張り切る五郎だが…。

少年旋風児(2)

3千年前、ギリシャで非道の限りを尽くしたヘルメスと呼ばれる不死身の男は、太陽からの使者と呼ばれる不死身の若者に敗れ、洞窟に閉じ込められた。そして現代―― 洞窟から抜け出したヘルメスはジムボーイと名乗り、太陽の使者は立花五郎として生まれ変わっていた! 因縁の二人はプロレス会場で3千年前に戦った時の剣を持ち、再び死闘を繰り広げる。五郎はジムボーイの首を切り落とし、決着がついたと思われたが…!?

少年旋風児(3)

怪魔団の術にかかった前沢を正気に戻すため、5日間隔離する有村局長。父親から先祖代々伝わる家宝の盾を受け取った五郎は、再び現れるであろう怪魔団と、その首領・死神を局長たちと共に待ち構える。そして、5日目の夜に怪魔団の怪人が現れるが、怪人は、五郎の盾に反射した自らの光線を浴び、逆に術にかかった。それを利用して死神の正体を吐かせようとする局長だが、その死神によって阻止され…!? その騒動の中で、前沢は正気を取り戻したものの、今度は局長が怪魔団にさらわれてしまう!!

少年旋風児(4)

悪魔に魂を売った怪魔団の首領・死神の正体は、不死身のジムボーイだった! そして、殺し屋ジョウに麻酔弾を撃たれて連れ去られた五郎もジムボーイに操られ、絶体絶命の前沢たち。なんとか飛行機で研究所から脱出した前沢たちは、追ってくる五郎の乗った飛行機を撃ち落としてしまう。だが、墜落する中で高圧線に触れた五郎は、電流で正気を取り戻す! 前沢たちと合流した五郎は、剣と盾を取り、ジムボーイとの決戦に挑むが!?

少年旋風児(5)

自由に顔を変える能力を持った男が、リスを使って東京にペスト菌をまき散らし、東京は大混乱。その男と対峙した五郎は、男の強烈なパンチを胸に受けると、不死身にもかかわらず心臓が止まってしまった…。だが、死んだと思われた五郎は、翌日、奇跡的に蘇る! そして、有村局長に呼び出された父を偽物だと見破るのだが、局長はその男に連れ去られてしまう…。

少年旋風児(6)

不死身の名探偵・立花五郎。本人すら知らない不死身の体の弱点は、なんと胸にある痣だった。その事実を知ることになったマフイ団との戦いの中で負傷し、入院した前沢。そんな前沢のもとに見舞い品としてドクロが届く。誰かのいたずらだと思われたが、その夜、前沢はドクロに喉を食い千切られ、死んでしまった…。ドクロを回収しに現れたマフイ団の男を追った五郎は、待ち伏せに遭い危機に陥るが、その危機を救ったのは、亡き前沢の弟だった! そして、ついにマフイ団の首領の正体が明らかに!!

少年旋風児(7)

ゴースト伯爵の屋敷で、石像のようになり動かくなってしまった五郎と前沢の弟は、病院に運ばれた。だが、屋敷を捜査していた有村探偵局員の黒田が、突如現れた人喰い蟻に食われ、帰らぬ人となる。一方、ジムボーイは警察に自首という奇妙な行動を取っていた。その目的とは一体…!? そして、意識を取り戻した五郎たち前に、人喰い蟻に食われて死んだはずの黒田が現れ…!?

少年旋風児(8)

3千年前、悪魔の使いヘルメスと太陽の使者の若者が戦い、ヘルメスとそれに与する怪物たちは洞窟に閉じ込められた。インドの奥地にあるその洞窟には、ジムボーイと名を改めたヘルメスや、これまでの怪物たち以外にも、まだ見ぬ怪物が眠っているといわれる。平和を守るため死闘を繰り広げる不死身の探偵・五郎は、ジムボーイや怪物たちに打ち勝つことができるのか!? 四十年後の五郎とジムボーイの最後の戦いを描いた、最終章も収録!