あらすじとあるオンボロアパートに住む“一休13世”というなんとも不思議な名前の学生と、“山田一郎”という大平凡な名前の学生。貧乏な二人はテレビを探しに、ゴミ捨て場に向かった。そこで見つけたのは、なぜか光り輝いている冷蔵庫。中から飛び出してきたのは、なんと天使!?「ぼくピヨ13世っていうんだ」……3人の奇妙で楽しい日々がはじまった!
冴えない学生の男ふたりが、ゴミ捨場の冷蔵庫から天使のピヨ13世を拾う物語。ピヨ13世ができることは、恋のキューピッドでもなく、夢を叶えるでもなく、「人の心を具象化させること」だけ。つまり、人が何を考えているかを、わかりやすい絵で見せてくれるだけ。矢を放つと、刺さった人の頭の中が、そのままその人の頭部になっちゃいます。真面目そうな警察官の頭の中がエロづくしで、警察官の頭が女性の下半身に変わったり、お嬢様風を気取る女の子の頭からは、何本もの卑猥なものが生えてきたり…。ほぼシモネタです。天使も可愛い顔して、ゲスなことを平気で言います。 そして、男たちは、天使と触れ合ったことで大事なことに気づく…といった説教じみた話では当然なくて、最後までエロバカなままで、ハイサヨウナラ。このばっさり具合が好きです。