あらすじ

銀破高との激闘を制し、ついに大阪地区予選の決勝戦に駒を進めた愛染高野球部。念願の甲子園出場が手の届くところにまで来た愛染高だったが、決勝戦の相手は因縁の海風高だった!!その海風高のエース・常成とゲームセンターで出会った羽竜は、彼の護衛として付き従う海風高応援団の流利と花柳が、奴隷の様な扱いに甘んじているにことに激怒する。そして、調子に乗った常成に鼻の絆創膏を剥がされた羽竜は、手が付けられないほど怒り狂い…!?
男旗 1巻

24時間旗を持って倒れなかったという伝説を持つ、愛染高校ピンホール応援団の雄方男旗。ある時、自分を狙った剣山高応援団の二人を返り討ちにした雄方は、剣山高応援団を潰すと宣言する。剣山高の団長は、団が潰される理由に心当たりがなかったが、間もなくして理由が発覚し、その理由に激怒する!一方、愛染高のスケバン・真野涼胡は、中学時代に超不良だった雄方が、学校のゴミ拾いをするほど真面目になったことに不満を抱いていて…!?

男旗 2巻

母校を愛し母校を守る、男の中の男の軍団。大阪一の応援団と噂のピンホール応援団団長の雄方男旗、副団長の赤尾御幸、主務の鮎原浩次郎、統制部長の片桐直哉、幹事長の大丸玄児らが男を磨き、団を守っている。ある日、後輩たちに裏切られて喧嘩になった中学3年の羽竜匠は、近くで練習をしていたピンホール応援団が自分を応援してくれていると思い込んで感激し、喧嘩に決着が付くと、彼らに例を言おうと待ち伏せするが…!?

男旗 3巻

雄方男旗率いる愛染高校応援団、激団ピンホールに入団を希望し、晴れて学ランにピンホールを付けることができた暴れん坊小僧の1年・羽竜匠。だが、入部前に前代未聞の大問題を起こし、ケジメはつけたものの、入団の条件は補欠団員。同じ1年の加納克臣と新見昆太は正式団員というのに、自分だけは補欠と落ち込む羽竜に、団長の雄方は…!?

男旗 4巻

補欠団員の羽竜、正団員の加納、新見に続き、小柴総司、俵干源馬、そして澤木暁が愛染高ピンホール応援団に入団した。そんな時、2年生の団員・陣内が、団の命ともいえる大団旗の先にある旗頭を紛失してしまう。焦る陣内だが、偶然にもそれを発見した羽竜は、新入生の歓迎会で行われるかくし芸でその旗頭を使おうとしていて…!?

男旗 5巻

他の1年生団員と違い、一人補欠として入団した羽竜も無事正団員になった!そして、空席となっていたピンホール応援団の華の旗手長が復活することになり、団長の雄方は、第60代旗手長になるための条件を発表する。その条件とは、風を読み、林のような徐けさと、火の如く燃える闘志、山の如く威風堂々と動かぬこと。そして、見る者に感動を与えることができる者!!多くの団員が旗手長の座を狙うが、果たして…!?

男旗 6巻

約200キロの大団旗を持ち上げた伝説の男、愛染高ピンホール応援団初代旗手長・火它那昭和の名言「団旗は力で持つものではなく心で持て」。旗手長の条件として雄方が挙げた条件は、その精神に通ずるものであった。そして、旗手長選出競技で大団旗を持ち上げた加納と羽竜!しかし、第60代ピンホール応援団旗手長に選ばれたのは羽竜ではなく加納だった。だが、代わりに新たな目標を見つけることができた羽竜は…!?

男旗 7巻

他校の応援団との友好を深める行事として毎年行われている六旗の集い。その挨拶のため、海風高から愛染高にやって来たのは、1年生の流利妖門と花柳亮。その堂々とした立ち振る舞いに、同じ1年の羽竜たちは衝撃を受け、圧倒される。そして、海風高応援団への渉外代理として選ばれたのは、なんと羽竜!?幹部たちの心配をよそに羽竜は…。

男旗 8巻

海風高応援団の1年生・流利とタイマン勝負で完敗した羽竜。一方、大阪梅田で開かれた六旗の集いの旗手長相談会に出席した加納は、駅のトイレで何者かに襲われ全治2ヵ月の重傷を負ってしまう!その加納が握りしめていたのは、海風高のボタン!?そして、入院した加納の旗手長代行として、団長の雄方は羽竜を指名する!!

男旗 9巻

大阪六高等学校応援団連盟の六旗の集いがいよいよ開催され、おぼっちゃま校の砂川高校、名門校への進学率が関西一の西大附属高校、文武両道を校風とするPM学園高校、超硬派の回天工業高校、今回の主催校、海風高校。そして愛染高ピンホール応援団の六校が一同に会す!そしてプログラムは進み、砂川高の演舞は1年の千堂の独走により不本意なものとなり終了。続いて西大附属高の登場となるが、控室では団長ら指導のもと、1年に対して必要以上に辛辣な言葉を浴びせていて…!?

男旗 10巻

気合いの西大附属高、統率力のPM学園高の演舞が終わり六旗の集いは後半戦へと。その会場で羽竜たちは、超硬派で知られる回天工業高応援団の下級生への苛酷な教育に衝撃を受ける。厳しい教育によって鍛え上げられた回天工業高応援団の演舞は、足の指の爪を割っても平然と演舞を続行する団長・百目鬼の気迫と、それに付き従う団員たちの一体感により、息を飲む展開となって…!?

男旗 11巻

団長・雄方を中心に、応援団の伝統、厳しさ、礼儀、団結、そして団の未来を表現するピンホール応援団の演舞は、応援には限界はないという迫力と強さを見せつけ、会場はかつてない感動と熱気に包まれる!しかし演舞を終えた直後、加納が限界を超え倒れてしまう。病院へと搬送される加納だが、同時に、加納を襲った真犯人について小柴が語りだし!?

男旗 12巻

六旗の集いの最優秀応援団は愛染高ピンホール応援団に輝いた!伝統ある誇りと威厳に満ちた特大学ランに恥じぬ様、我が応援道を歩み続けると誓うピンホール応援団のもとに、愛染高の各クラブの主将たちが続々と祝いに訪れる。そして加納も退院し、ピンホール応援団は次なる大舞台である甲子園へ向けて、特訓を開始する!!

男旗 13巻

愛染高野球部チーフマネージャーの木崎に命じられ、特注の硬球を買いに繁華街へと出かけた羽竜と新美だったが、その帰り道、ヤンキーたちに襲われ我慢の限界に達した羽竜は、彼等に手を出してしまう…。そして、その騒ぎの中で紛失した硬球を拾ったヤンキーグループが、愛染高野球部の部室にまで押しかけて来る!責任を感じた羽竜はヤンキー相手に…!?

男旗 14巻

183の高校が出場する大阪府の夏の硬式野球地区予選大会。愛染高野球部1回戦の対戦校は、百目鬼団長率いる回天工業高応援団の野球部。夏の猛暑の中でも黒い学ランを身にまとい、気合い十分の応援団員たち。だが、愛染高と回天工業高の試合直前、ピンホール応援団の新大団旗が間に合わないという知らせが入り、雄方は…!?

男旗 15巻

愛染高と回天工業高の試合が始まるが、審判の見えないところで反則を連発する回天工業高野球部。その回天工業高の不気味な男・真希は、ホームランやヒットを打つより、鋭い打球を神崎に当てて潰せと命じる。愛染高のエース・神崎を執拗に狙う真希の真意とは!?そして神崎が打席に入ると同時に、交代でピッチャーマウンドに入ったのは真希で…!

男旗 16巻

4回戦となる愛染高と銀破校の試合当日、羽竜は銀破高応援団の太鼓を破いてしまう!だが、予備を含めても団に2面あればこと足りるはずの太鼓が何面も用意されているのを発見した羽竜は、疑念を持ちかけるも、鷹綱に適当に追い返されてしまい…。ピンホール応援団の弱点を見つけた。と言い残した銀破高応援団団長の哀川が用意したこの太鼓こそが、ピンホール応援団の弱点なのか…!?

男旗 17巻

銀破高との激闘を制し、ついに大阪地区予選の決勝戦に駒を進めた愛染高野球部。念願の甲子園出場が手の届くところにまで来た愛染高だったが、決勝戦の相手は因縁の海風高だった!!その海風高のエース・常成とゲームセンターで出会った羽竜は、彼の護衛として付き従う海風高応援団の流利と花柳が、奴隷の様な扱いに甘んじているにことに激怒する。そして、調子に乗った常成に鼻の絆創膏を剥がされた羽竜は、手が付けられないほど怒り狂い…!?

男旗 18巻

見る者に感動を与えた愛染高ピンホール応援団の応援も空しく、夏の甲子園出場を目指した野球部は決勝戦で敗れた…。それからほどなくして、ピンホール応援団に熊本の姉妹高・水前寺高から夏の合宿の招待状が届く。だが、熊本の高校応援団は水前寺高を残し、白学ランの星条高が掌握していた。そして水前寺高応援団団長の黒岩は、星条高に監禁されていて…!?羽竜たちの青春、衝撃の最終巻!!