あらすじいわくつきの心臓を持つ冬春は、その心臓が発する妖気に耐えられず死の淵に立っていた。死にぎわに元の持ち主に心臓を返そうと山へ登るが、そこで出会ったのは神々しい美しさの妖・嘲風。聞けば冬春の先祖である冬青が、嘲風を欺きその心臓を盗んだと言う。しばし嘲風のもとで奴隷として仕えることになった冬春だが、満月の夜に、甘い香りを発しながら発情する嘲風を見て?