あらすじ

クーちゃんとコウちゃんが家族になったしねその昔――。「空幻」という古狐が、三槌の守り神に祀りあげられた。霊力が強く、あらゆる術を知る賢しい狐だったが、同時にいたずら好きな気分屋であった。いたずらと呼ぶには悪辣な所業に業を煮やした三槌の司祭は、七日七晩かけて空幻を祠に封印する。やがて現代――。永き封印から解封され、高上家の守り神になった空幻は、三槌の護り女・コウと共に高上兄弟と暮らすことになる。昇と透にふたりの母・美夜子の面影を感じ、それ以上に兄弟の優しさに魅かれていく空幻。昇と透も数々の不思議な出来事を通じて、守り神ではなく。家族として空幻と心を通わせていく……。
我が家のお稲荷さま。 1巻

その昔、「空幻」という大霊狐が三槌家の守り神に祀りあげられた。あらゆる術を操る賢い狐だったが、同時にいたずらが大好きで悪事を働いてばかり。それを見かねた三槌の司祭は、空幻を裏山の祠に封印してしまう。やがて現代、命を狙われることになった三槌家の末裔・高上透を守るため、空幻は解封される。果たして空幻は、透を妖怪たちから守ることができるのか……!?

我が家のお稲荷さま。 2巻

高上家の守り神となった“クーちゃん”こと天狐空幻は、妖怪に狙われやすい透を守るため、土地神・恵比寿のもとへ訪れる。そこでクーは、三槌家の前司祭当主であった美夜子の魂が、未だこの世をさまよっていることを知る。そして、友人とも言える美夜子の魂を天へと送るため、禁忌の術を行うことに……。

我が家のお稲荷さま。 3巻

第3巻は秘宝「サカサエン」をめぐる騒動がいよいよ佳境に!クーを頼ってやってきた流れ者の狐の拝さん親子。彼らを預かることになった高上兄弟にトラブルが巻き起こり……!?

我が家のお稲荷さま。 4巻

「サカサエン」をめぐるトラブルが解決した翌日、高上家にフクロウの面をつけた怪しい土地神が訪ねてきた。その土地神は、高上兄弟とクーに「サカサエンは自分のもので、六瓢神のものではない」というのだが……。

我が家のお稲荷さま。 5巻

不思議なこと尽くしの夏休みも終わって二学期。高上昇の通う、赤城高校の文化祭が催された。「ガッコウ」に入ることを楽しみにしていた天狐空幻は、セーラー服に身を包みやる気満々。透とコウを引き連れて文化祭を満喫する空幻だったが、そこへ一匹の狐の妖怪が現れて……。「クーちゃん」の兄弟(?)「タマちゃん」が登場!タマちゃんの怪しい誘いに空幻は!?

我が家のお稲荷さま。 6巻

秋晴れのある日――高上家に届いた大きな箱。その中身は、呪布で全身をぐるぐる巻きに拘束された女の子だった。

我が家のお稲荷さま。 7巻

誘拐された昇を取り返すために、一人でサンステロア教会に乗り込んだクー。ところが、クーの油断で敵が仕組んだ意外な罠に陥ってしまい……?

我が家のお稲荷さま。 8巻

鬼のもとから逃げ出してきたシロちゃんと再会した透。クーちゃんにも兄・昇にも頼らないと決意した透は、鬼たちの追跡を逃れようとシロちゃんを連れて歩きだす。それを影から見守るクーと神族らしき二人組。この二人組の正体は?

我が家のお稲荷さま。 9巻

「鈴ノ瀬町のハロウィンイベントに紛れ込んだ貧乏神を探し出せ!!」土地神・恵比寿からの指示で鈴ノ瀬の妖怪たちが大捜索!

我が家のお稲荷さま。 10巻

赤城高校のアイドル宮部紅葉が自宅で催すコンサートに誘われた高上昇。その様子を見た佐倉が体育館裏でブルーになっていると、後から謎の美男子に声をかけられた。クーゲンと名乗る彼は惚れ薬をくれるというのだが?

我が家のお稲荷さま。 11巻

クーちゃんとコウちゃんが家族になったしねその昔――。「空幻」という古狐が、三槌の守り神に祀りあげられた。霊力が強く、あらゆる術を知る賢しい狐だったが、同時にいたずら好きな気分屋であった。いたずらと呼ぶには悪辣な所業に業を煮やした三槌の司祭は、七日七晩かけて空幻を祠に封印する。やがて現代――。永き封印から解封され、高上家の守り神になった空幻は、三槌の護り女・コウと共に高上兄弟と暮らすことになる。昇と透にふたりの母・美夜子の面影を感じ、それ以上に兄弟の優しさに魅かれていく空幻。昇と透も数々の不思議な出来事を通じて、守り神ではなく。家族として空幻と心を通わせていく……。