あらすじ

「こう言うのって素人が やっていいものなんですか?」 退屈を嫌い、非日常に憧れる朽堂庵(くどういおり)。毎日“事件”を求め奔走する……が、やはり何も起きない日常。クラスメイトの猫探しを手伝う庵は、そのお礼に小さなイヤリングを貰う。だがそのイヤリングにはひとつ、困ったことがあった。何も起きない、庵の大切な“日常”。全13ページ
朽堂庵の事件簿未満 vol.1 朽堂庵の事件簿未満【01】

「やはり怪奇事件や難事件と言うものは 日常にはそうそう無いものなのでしょうか」 退屈を嫌い、非日常に憧れる朽堂庵(くどういおり)。毎日“事件”を求め奔走する……が、やはり何も起きない日常。そんな彼女の元に、ひとつの“依頼”が舞い込む――。全62ページ

朽堂庵の事件簿未満 vol.2 朽堂庵の日常茶飯事【02】

「こう言うのって素人が やっていいものなんですか?」 退屈を嫌い、非日常に憧れる朽堂庵(くどういおり)。毎日“事件”を求め奔走する……が、やはり何も起きない日常。クラスメイトの猫探しを手伝う庵は、そのお礼に小さなイヤリングを貰う。だがそのイヤリングにはひとつ、困ったことがあった。何も起きない、庵の大切な“日常”。全13ページ

朽堂庵の事件簿未満 vol.3 朽堂庵の事件簿未満File02【03】

「あの時最善を尽くそうとした庵は 間違ってても間違ってない。俺はそう思う」 文化祭の準備中、突然の台風に見舞われる 庵と超常現象研究同好会のメンバー。準備を切り上げ、帰宅しようとしていたその時 演劇部の卜部から「部長の門倉と連絡が付かない」と 人捜しの依頼を受ける。庵の推理の甲斐もありすぐに見つかる門倉。しかし門倉は、倒れてきた棚の下敷きになり 動くことが出来ずにいた。「何とも無い」と平気そうに笑う門倉を見て 何故か激しい動揺を隠せない庵――。全80ページ

朽堂庵の事件簿未満 vol.4 朽堂庵の希望的観測【04】

「なりたいと思うか?庵も 不老不死ってやつに」 超常現象研究同好会の幹戸周は 100年以上姿が変わらず、怪我や病気も すぐに治ってしまう“不老不死”の人間だった。彼が不老不死となったその凄惨な過去、そして今――。全53ページ

朽堂庵の事件簿未満 vol.5.1 朽堂庵の日常茶飯事Day02【05】

「もう二度と会うことはねぇよ」 地震で止まってしまったエレベーターに 閉じ込められた周と卜部。居心地の悪い時間を過ごすふたりは、歩み寄ろうとする度に距離が生まれる。朽堂庵シリーズの日常パート短篇集! ・門倉と周の出会い ・卜部が周にお礼を渡す ・誤解をされる門倉 全40ページ

朽堂庵の事件簿未満 vol.5.2 朽堂庵の日常茶飯事Day02【05】

「もう二度と会うことはねぇよ」 地震で止まってしまったエレベーターに 閉じ込められた周と卜部。居心地の悪い時間を過ごすふたりは、歩み寄ろうとする度に距離が生まれる。朽堂庵シリーズの日常パート短篇集! ・エレベーターに閉じ込められる卜部と周 ・庵の髪を結んであげる基子 ・門倉のボタンに髪が絡まる庵 ・小説2篇 ・朽堂庵初期案 ・その他描き下ろし多数! 全60ページ

朽堂庵の事件簿未満 vol.6 朽堂庵の事件簿未満File03【06】

「化け物に許されるのは傍観だけだ 忘れるな――」 基子の庵への執着はアルディの警戒対象となり、基子だけで無く庵も監視されていると警告する周。苛立ちを見せつつ、辨えると告げる基子。一方、庵は門倉からの依頼で 松島伊泉のペット探しを開始。慣れた様子で捜査を続ける庵だったが、その表情はどこか暗く―― 全62ページ

朽堂庵の事件簿未満 vol.7 朽堂庵の事件簿未満File04【07】

「何もかも全部壊してやりたい――」 周の忠告を受けた基子は部活に来なくなった。部活をサボるのはいつもの事、と思いつつ寂しさを見せる庵。その頃『アルディ』では朽堂庵への監視と 調査の結果が伝えられた。「朽堂庵は正真正銘ただの人間である。ただし――」 全38ページ

朽堂庵の事件簿未満 vol.8 朽堂庵の日常茶飯事Day03【08】

「ごめんね、触っちゃって」 どんなに暑い日でも長袖を着る庵に 基子はその理由を尋ねる。庵の口から語られる家族との優しい思い出と “みんな同じだと思っていた”基子の変化――。全32ページ