「私はまたサレ妻になった」結婚間際に光汰の浮気疑惑が発覚し、真偽がうやむやのまま入籍してしまった紗雪。怒り、不信感、それでも信じたい光汰への愛…。いろんな思いを飲み込みながら、この1年間、再構築に努めた。そして結婚記念日の今日を区切りに、過去のことは水に流そうと紗雪は決めていた。けれども光汰のスマホにきた、浮気を匂わす女からのメッセージを目の当たりにした時、紗雪は……嗤(わら)った。紗雪は本音では【この時】を待ち望んでいた、今度こそ浮気の証拠を徹底的に掴み、光汰を社会的に失墜させる【復讐の好機】を……!