あらすじ

アリスと融合し、巨大化してニューヨークに出現したジャバウォック。破壊と憎悪の権化と化したジャバウォックが街を焼き尽くすなか、核ミサイルが暴走を始めた。その頃、もう一人の「人を愛するアリス=白いアリス」は、武士の繭の中に進入する。
ARMS 1巻

高槻涼は進級したばかりの高校二年生。始業式のその日に現れた転校生・新宮隼人は奇妙な左腕を振りかざし、突然涼に襲いかかった。さらに、対峙する二人の前に、謎の男・爪(クロウ)が現れる。爪が涼の幼なじみ・カツミを傷つけようとしたまさにその時、涼の右腕が…!?その腕が掴むものは…神の未来か、悪魔の過去か…!!

ARMS 2巻

涼と隼人、二人のアームズの前に、三人目のアームズ・巴武士が現れる。そんな彼らを狙うエグリゴリの次なる刺客は、学校に異常な恨みを持つ「チャペルの双子」アルとジェフ。プラスとマイナスの二体のサイボーグを駆使し、学校を火の海へと陥れる。

ARMS 3巻

アームズの、エグリゴリの謎を探るため、涼、隼人、武士が旅に出る。行く手に待ち受ける真実とは…!?そして、押しよせる新たな敵・C.Tと鐙沢村民。絶対絶命のピンチのなか、カツミの身に…!?圧倒的迫力でつづられた第一部「覚醒編」完結!

ARMS 4巻

消えたカツミを捜し求める涼に同行する隼人、武士、アル。そんな彼らの前に現れたカツミそっくりな少女・恵(けい)こそが四人目のアームズだというのだが…!?反エグリゴリ組織「ブルーメン」とは…!?謎が謎を呼ぶ新展開、第二部突入!

ARMS(5)

隼人たち仲間を人質に取られてしまった涼は、単身、指定された遊園地に乗り込む。最初の敵は倒したものの、次に現れた男・キクロプスに苦戦。このキクロプスはすべてを透視できるうえに、視界にあるものすべてを焼き尽くす能力を持っていた。

ARMS(6)

新たな刺客・レッドキャップスは、涼たちの住む街・藍空市の情報を混乱させ、通信手段を断絶、さらに物理的に外部とつながる橋をすべて破壊。藍空市全体を舞台に大規模な包囲網を作って、戦争を仕掛けてきたのだった。

ARMS(7)

戦いのなか「ナイト」を覚醒させた隼人はキース・レッドを粉砕し、家族を殺された復讐もようやく終わった…と安堵する隼人に、死にゆくキース・レッドが不可解な言葉を浴びせる。その頃、武士は、ガウス・ゴールの仕掛けた中性子爆弾を発見して…!?

ARMS(8)

鐙沢村で死んだと思われていたカツミが、アメリカのエグリゴリの施設に捕われているという情報を得た涼たちは、すぐさまアメリカへ飛んだ。そして、ブルーメンと連絡を取るため、ギャローズ・ベルという町に立ち寄ることになるが…!?

ARMS(9)

ハウンド部隊との対決を制した涼たちは、町の地下研究施設に保管されていた金属生命体・アザゼルを見つける。「宇宙から飛来した、このアザゼルを複製することによって、ARMSは生みだされた」というアルの言葉に、涼たちは驚きを隠せない。

ARMS(10)

涼、隼人、武士、恵を捕獲しようとアメリカ最大の戦力・イプシロンが襲来してきた。危険を感じた涼たちは住民を脱出させるため、前線に向かうが、そこへキース・シルバーが現われる。前線に残り瓦礫の中で必死に戦う涼と武士だったが…!?第三部「進化編」完結!

ARMS(11)

グランドキャニオンの戦いから三週間、死んだと思われていた涼の幼なじみ・カツミは、グリーンの屋敷に住まわされていた。グリーンは正体を隠し、涼をエグリゴリの魔の手から救うことを彼女に誓う。一方、沈黙を守っていた涼たちは、エグリゴリに対し反撃に転じる。

ARMS(12)

李は涼たちの捕虜となっているティリングハースト博士から、エグリゴリの数々の謎を聞こうとする。博士は情報と引き換えに、植物状態の武士の体を実験材料として使うことを要求する。武士を救うためには博士に調べてもらうしかないと考えた涼は、その条件をのむ。

ARMS(13)

依然植物状態のまま、エグリゴリの中枢・アリスの世界に迷い込んだ武士は、そこで騎士(ナイト)と名乗る男と遭遇した。騎士は「汝が勇気を持つ者なら、我とともに来たれ。悪しき者たちの王、我が宿敵にして世界の破壊者、ジャバウォックを倒すために」と、武士に告げる。

ARMS(14)

アリスはアザゼルに施設から抜け出すベストポイントを聞き、実験体の少年たちを連れて脱走を試みる。だが、その教えられた場所にはキースたちがいた。「どうして自由にしてくれないの!?私は私でいたい」と泣きながら訴えるアリスだったが…!?

ARMS(15)

武士が依然として昏睡状態のなか、ティリングハースト博士からアリスの誕生と恐るべき計画を聞かされ、アリスの破壊を頼まれた涼たち。そして、まずカツミの救出に乗り出す。しかし、カツミはグリーンの屋敷で大ピンチに陥っていた。

ARMS(16)

カツミの奪還とアリスの破壊を目指して、エグリゴリの本拠地・カリヨンタワーに侵入した涼たち。涼と隼人は、まずはボビーという敵を倒す。だがそのボビーはアームズの実験体、しかも子供だったため涼は自責の念にかられてしまう。

ARMS(17)

エグリゴリのサイボーグ実験計画最終バージョンである、ネクストのヒューイを倒した涼たちは、いよいよカリヨンタワーの心臓部へと向かう。そこでティリングハースト博士は、ドクター・デューイ・グラハムを撃ち、それによって、カリヨンタワーの自壊機構が動き始めた。

ARMS(18)

エグリゴリの本拠地・カリヨンタワーに侵入し、キース・ブラックとアリスの待つ地下中枢部へ向かう涼、隼人、恵たち。キース・シルバーを敗ったのも束の間、今度はキース・バイオレットが現れた。彼女は自らのアームズ・三月兎(マーチ・ヘア)を使い、涼のコアを破壊しようとするが…!?

ARMS(19)

アリスと融合し、巨大化してニューヨークに出現したジャバウォック。破壊と憎悪の権化と化したジャバウォックが街を焼き尽くすなか、核ミサイルが暴走を始めた。その頃、もう一人の「人を愛するアリス=白いアリス」は、武士の繭の中に進入する。

ARMS(20)

エグリゴリとの戦いを終えた涼たちは、アームズの力は失ったものの、ようやく平和な日常を取り戻していた。だがそれも束の間、今度はエグリゴリの残存勢力が新たな作戦「プログラム・バンダースナッチ」遂行のため、日本に集結していた。

ARMS(21)

エグリゴリの船に乗り込んだ風(ウインド)は、いきり立つコウ・カルナギと、スティンガーを諌めて手を組み、この船に積まれている重要なものを探す。見つけたそれは、使い方によっては地球をも動かす圧倒的な力を持った、核以上に危険なものだった。

ARMS(22)

キース・ホワイトの歪んだ野望が生んだ「プログラム・バンダースナッチ」を発動し、東京に出現したカツミ。人類を滅ぼすため、ホワイトはカツミとの融合を図ろうとする。その進撃を止めるため都心へ向かった涼たちは敵・モジュレイテッドの妨害をかいくぐり、アームズの力を完全復活させるが…!?壮大なる熱きドラマ、堂々の完結!!