あらすじ

芙蓉女学院に転入してきた松岡蓮奈は、小学校時代の知り合いである黛馨子と再会する。“黒薔薇様”と呼ばれ、生徒の憧憬の的となっていた馨子は、小学校時代にこの街を引っ越していった蓮奈のことを、ずっと心配してくれていたという。美しく、神秘的で心優しい、完璧な少女、黒薔薇。けれど蓮奈はその秘されたもう一面を知っていた――。そんなある夜、蓮奈は黒薔薇に一人で公園に来るよう呼び出される。そこにあったのは「ブラック・ブラック・ロータス」という名の殺人マッチングサイトへの招待状だった……。
ブラック・ブラック・ロータス 1巻

芙蓉女学院に転入してきた松岡蓮奈は、小学校時代の知り合いである黛馨子と再会する。“黒薔薇様”と呼ばれ、生徒の憧憬の的となっていた馨子は、小学校時代にこの街を引っ越していった蓮奈のことを、ずっと心配してくれていたという。美しく、神秘的で心優しい、完璧な少女、黒薔薇。けれど蓮奈はその秘されたもう一面を知っていた――。そんなある夜、蓮奈は黒薔薇に一人で公園に来るよう呼び出される。そこにあったのは「ブラック・ブラック・ロータス」という名の殺人マッチングサイトへの招待状だった……。

ブラック・ブラック・ロータス 2巻

死にたい人間と殺したい人間を出会わせる、自殺マッチングサイト「ブラック・ブラック・ロータス」。芙蓉女学院の憧憬の的“黒薔薇様”の死の真相を求めてサイトを調査する松岡蓮奈は、「死にたい」と願う書き込みに高頻度で返信をしている怪しい人物を見つける。親友をサイトで亡くした樋ノ上風夏と共に、謎の自殺請負人の正体を追う蓮奈。そんな彼女たちの前に現れたのは、もう一人の高嶺の花で生徒会長の“白薔薇様”。呑み込まれるような神聖さと、穏やかな微笑みに差す影。白薔薇は敵? 味方? それとも……?