どこにでもいる普通の大学生・金子ナオヤが手に入れた特別な能力…… それは「誰にでも一つだけ言う事をきかせる」というもの。圧倒的な特殊能力と引き換えに失ったのは「平凡な日常」。その石はアヤシい組織の敷地内にあり、手に入れた瞬間からナオヤは追われる身に。さらに、軽い気持ちで「お金をちょうだい」と頼んでみればヤクザの娘から数百万巻き上げる結果に! 身を隠す場所とてなく、逃げ込む所もない。恋人と二人きりの逃避行が始まった! あらゆるものから逃げまくるジェットコースター・ロマン・ホラー! 金子ナオヤは普通の大学生。だが、奇妙な文献をもとに見つけ出した「石」には特別な力が宿っていた。それは、誰にでも1つ自分の言う事をきかせる事が出来るというもの。「こりゃあおもしれエ」と調子にのったとたんに、次々とトラブルに巻き込まれるナオヤと恋人のサヤ。二人はいつの間にか、アヤシい組織とヤクザと警察とに同時に追われる身となる。
主人公・ナオヤが手にした石板には特別な能力が! それは、その石板を持ち、人に触ると相手の心が読め、さらにその相手の肉体を操ることが出来るというもの。お金を奪ったり、人を殴らせたり、やりたい放題の ナオヤ。だが、アヤシい教団やヤクザや警察に追われ、ナオヤはついに捕まってしまう。物語はいかなる結末を 迎えるのか? 月刊アフタヌーンで大好評を博した話題の新人・田中一行のデビュー作、ここに完結! 主人公・ナオヤが手にした石板には特別な能力が! それは、その石板を持ち、人に触ると相手の心が読め、さらにその相手の肉体を操ることが出来るというもの。お金を奪ったり、人を殴らせたり、やりたい放題のナオヤ。だが、アヤシい教団やヤクザや警察に追われ、ナオヤはついに捕まってしまう。物語はいかなる結末を迎えるのか?
ジャンケットバンクやエンバンメイズなどの独特な世界観のギャンブラー漫画を描いてきた田中一行先生、初期の頃の作品。 人を操る事ができる能力を手にした青年が主人公で、能力を使って大金を奪うが、ヤクザの金に手を出してしまい、追われる羽目に…。 設定はありがちかもしれないが、この作者が描く人間たちは、やっぱりどこか普通じゃない。どいつもこいつも目が怖いし、頭のネジが外れぶっ飛んだセリフを、予想外の方向から繰り出してくる。街中にいたら絶対目を合わせたくない。でも目が離せない謎の引力がある。 全2巻と短いが最初から最後まで息をもつかせぬ展開で、スリルを欲してる人にはうってつけの漫画だと思う。