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『埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!』あの大ヒット作品『翔んで埼玉』の世界を他の漫画家が描いたら……?高橋留美子先生、桜沢エリカ先生、東村アキコ先生、田中圭一先生、大川ぶくぶ先生、おおのこうすけ先生……数々のヒット作をとばす漫画家総勢17名による夢のようなアンソロジーが爆誕!まさかの原作者・魔夜峰央本人による『翔んで埼玉』短編作品も登場!新たな『翔んで埼玉』の世界を刮目せよ!【執筆者一覧】いそふらぼん肘樹、碓井ツカサ、大川ぶくぶ、おおのこうすけ、奥嶋ひろまさ、川上ちまき、金田一蓮十郎、久世岳、黒崎冬子、桜沢エリカ、佐々木陽子、高橋留美子、田中圭一、地球のお魚ぽんちゃん、並庭マチコ、東村アキコ、魔夜峰央、山田マリエ(五十音順・敬称略)
高橋留美子 桜沢エリカ 田中圭一 東村アキコ 奥嶋ひろまさ おおのこうすけ 碓井ツカサ 佐々木陽子 いそふらぼん肘樹 地球のお魚ぽんちゃん 並庭マチコ 山田マリエ 川上ちまき 黒崎冬子 久世岳 大川ぶくぶ 金田一蓮十郎 (敬称略) 執筆陣の名前を見たとき、あまりの豪華さに顎が外れました。『翔んで埼玉』を復活させた宝島社、さすがだなと。「やってる」なと。 現在、映画2作目の『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』が大ヒット上映中ですがそれに合わせて1作目の映画及び原作に準拠した超豪華アンソロジーが発売されました。 本の表紙では「監修:魔夜峰央」となっていますが、魔夜峰央さんもしっかりマンガを描かれていますのでファン必見です。 とにかくトップバッターからして高橋留美子さんですからね。魔夜峰央ワールドへのリスペクトも短いページ数で感じさせてくれながら、しっかり高橋留美子さんの百美と麗と埼玉ネタが見られます。 田中圭一さんは期待通りの酷いネタですし、地球のお魚ぽんちゃんさんがそこにシンクロニシティしているのもアンソロならではです。 並庭マチコさんの「幻影の飯能市」 金田一蓮十郎さんの「梅田地下迷宮」 などただでさえギャグが上手い方々が、タイトルから既に面白いことが確信できる強力なローカルネタのオンパレード。 久世岳さんが要請されて描いたという関西ローカルネタは、今回の映画2作目に繋がる部分もあって笑います。 黒崎冬子さんの埼玉に咲く百合物語もとても素敵でした。 ラブコメもギャグもグルメもごった煮で、最高のアンソロジーです。 原作の『翔んで埼玉』を読むか映画1作目を観てから読む方が楽しめると思いますが、まったく原作を知らなくてもこのアンソロジーから入るのもある意味アリかもしれません。