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人気インフルエンサーのイベントに参加した井口は、隣にいた美人な女子がなぜか気になる。見れば見るほど、顔が中性的な同級生の宮内が頭をよぎり、追いかけてその正体をつきとめると、頭をよぎっていた本人である宮内だった。驚きつつも、同じ可愛いものが好きな友達ができた井口はそっけない宮内に懐き、学校でも積極的に絡んでいく。宮内と話す機会が増え、女装姿の宮内と一緒にデート(？)に行ったり、誕生日を祝ったりして徐々に距離を詰めるが、宮内に対して純粋に“可愛い”と思う気持ちや、自分以外の人が女装の秘密を知っていることにモヤモヤする気持ちは、友達としての「好き」じゃないかもと悩み始めーー？電子版限定特典!描き下ろし漫画1ページ付き♪
バイト先の先輩に生田とのセックスについて言及され、狼狽える狛江。そこで生田が過去にも新人に手を出していた事実を知るが、自分たちの関係が遊びであることがはっきりしてよかったと自分に言い聞かせようとする。しかし、ひょんな流れから美術展のチケットを譲り受け、生田を誘うことに。意外にもOKをもらえ、無自覚ながらに嬉しさを噛み締める。初めてのお出かけに初めての休日姿。仕事中でもセックス中でもない生田との時間は心地よくて――。
生田とのセックスは遊びだと割り切ろうとする狛江だが、他の男と生田の関係を考えるたびに胸がざわつくように…。そんなさなか、今のバイト先でいつまで働けるのか自問し、生田と会える時間は有限であることを自覚する。久々に再会した生田の誘いに乗りセックスに浸るが、わだかまりは強くなるばかり。気持ちの整理がつかず、悶々とした感情を抑えきれない狛江は、ついに生田の交際関係について踏み込むが――？
ただ流されるがままに今まで生きてきた生田。高校卒業後出会ったセフレは“好きなこと”のために自分のそばを離れる一方、嫌いなものしか見つけられない生田はそんな自分に嫌気がさす。やっと居場所を見つけた喫茶店でも、“好きなこと”を求めて離れていく周りに孤独感を抱え、セックスで誤魔化す毎日を送っていて…。「コマ、お前だってそのうちいなくなっちゃうじゃん」狛江に秘める感情は重く――。
生田に想いの丈をぶつけるも、断られる恐怖から返事も聞かずに逃げ帰ってしまった狛江。数日後、気まずい空気が漂う中、２人は話し合うことに…。「オレはなんも持ってないつまんねー人間だから」自己肯定感の低さが根付く生田の本音を知り、価値なんて関係ないと自分の気持ちを伝えるも、タイミング悪く話し合いは中断してしまう…！そんなある日、熱を出して寝込んでいると知った狛江は、家へと向かうが――？
長年ずるずると続けていたセフレとの関係を断ち切り、ついに向き合う覚悟を決めた生田。しかし、かつてのバイト仲間から喫茶店でのことを「思い出」として語られることで、未来の狛江の姿を重ね寂しさを覚えてしまう。一方、狛江は話し合うため喫茶店へ…！体の関係から始まった2人の、恋の行く末はいかに――。
