あらすじ

何もない緑色の部屋で目覚めた男子高校生、瀬名。目の前には世界地図と1行の説明。『欲しい物を思い浮かべながら、滅ぼしたい国のボタンを押せ。当たりなら解放』徐々に追い詰められていく瀬名はついにボタンを押してしまう。果たして最後に生き残るのは瀬名か、人類か。
グリーンボックス【合冊版】第1巻

何もない緑色の部屋で目覚めた男子高校生、瀬名。目の前には世界地図と1行の説明。『欲しい物を思い浮かべながら、滅ぼしたい国のボタンを押せ。当たりなら解放』徐々に追い詰められていく瀬名はついにボタンを押してしまう。果たして最後に生き残るのは瀬名か、人類か。

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グリーンボックス【合冊版】第2巻

何もない緑色の部屋で目覚めた男子高校生、瀬名。目の前には世界地図と1行の説明。『欲しい物を思い浮かべながら、滅ぼしたい国のボタンを押せ。当たりなら解放』徐々に追い詰められていく瀬名はついにボタンを押してしまう。果たして最後に生き残るのは瀬名か、人類か。

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グリーンボックス【合冊版】第3巻

何もない緑色の部屋で目覚めた男子高校生、瀬名。目の前には世界地図と1行の説明。『欲しい物を思い浮かべながら、滅ぼしたい国のボタンを押せ。当たりなら解放』徐々に追い詰められていく瀬名はついにボタンを押してしまう。果たして最後に生き残るのは瀬名か、人類か。

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グリーンボックス【合冊版】

一国か自分の命かを選ぶ設定が秀逸

グリーンボックス【合冊版】 和田駄々
六文銭
六文銭

気がつくと謎の部屋「グリーンボックス」に閉じ込められた主人公。 その部屋には 「欲しいものを思い浮かべながら滅ぼしたい国を選べ 当たりなら開放」 の文字と世界地図。 最初はテレビの企画か何かと疑い何もせずにいるが、徐々に我慢の限界になり試しに1つの国のボタンを押し自分のスマホと交換。 スマホからニュースを確認すると、それが現実であることを知る。 自身の命(というか食欲などの欲)と一国を天秤にかけるという設定が秀逸で、その後タカが外れたように国を滅ぼすことに抵抗がなくなっていく主人公の心理が面白い。 ボタン1つで国が滅びるというのが実感がなく、また人ひとりではなく、国単位なのも想像しにくいからより葛藤がないのだろう。 また自身もこの部屋に閉じ込められたという被害者意識から自らの欲を優先していく様が、生々しい。 当然、各国もだまっていなくて対策を講じるも、根本的な解決にならない。 このボックスの正体も徐々に明らかになっていくが、ジリジリとしたストーリー展開ですごい先が気になるつくり。 とにかくヒキがうまい。 どうオチがつくのか最後まで見届けたい作品です。