あらすじ

篠塚社長の厳しい言葉に自信をなくしてしまった美緒は、家から出ていこうとする。「詩音くんには、私よりもふさわしい人がきっといる」そう悩む美緒と、「美緒さん以外なんて考えられない」と引き留める詩音。お互いのことを想うあまり、ふたりの気持ちはすれ違ってゆく。そんな矢先、詩音が過労で倒れてしまって…。
おかえりプティガトー(1)

「じゃあ、俺と一緒に住みます?」ブラック企業から脱して住所不定寸前の美緒(みお)は、金欠のため大好物の高級スイーツもコンビニで我慢の日々。そんな時、憧れのスイーツ店のパティシエ・神崎詩音(かんざきしおん)に、自分の店で働かないか持ち掛けられる。どうして!? と混乱する美緒だが、さらに同居も提案されて…! そこには彼のある思惑が――。エリートパティシエ×金欠(元)OLの甘くて美味しい同居ラブ★

おかえりプティガトー(2)

突然の同居生活はスイーツのように甘い!? 「そう、力を抜いて…」背中から感じる彼の体温…味見のつもりがどうしてこんなコトに…! 昔とは違うオトナな詩音に翻弄されっぱなし。そんなある日、訪ねてきた女性は詩音を「しーくん」と親しげに呼んで――!?

おかえりプティガトー(3)

「今、触れられるとダメになる…」閉店後、ふたりきりのキッチンで――。詩音に婚約者がいるとわかり動揺しつつも、家を出ていこうとする美緒だが、なぜか詩音に引き止められて…?

おかえりプティガトー(4)

詩音の婚約者から呼び出され、彼をどう思っているのか問い詰められる美緒。言葉の真意を考えながら帰宅すると「誰にでもこんなことしない」と見つめてくる詩音の視線は熱くて…胸の奥がチリチリ痛い――。

おかえりプティガトー(5)

「出て行かないで、ずっとそばにいてください」詩音に誘われ、ドレスコードありの高級スイーツ展示会へ行くことになった美緒。スマートにふるまう彼に見とれては、婚約者がいるのに――と自分に言い聞かせる。でも、思わせぶりな詩音はついに美緒に…!?

おかえりプティガトー(6)

婚約者がいることが気になりつつ、詩音の告白に揺れてしまう美緒。はっきり返事をしないまま、詩音の提案で急遽デートすることに。「俺は秋名さんが一番好きです」いつもと違って積極的に愛情表現をしてくる詩音に、美緒は動揺する気持ちを抑えられず…!?

おかえりプティガトー(7)

話し合いが終わらず、美緒と加瀬はバーへ行くことに。加瀬は美緒をなだめながらも「篠塚との婚約は詩音の将来が関わっているので深入りしないほうがいい」と忠告する。ショックを受けて酔いつぶれてしまった美緒を、詩音の家に送り届けようとする加瀬だが…。

おかえりプティガトー(8)

涙ながらに詩音を訪ねてきた咲耶が告げたのは、詩音との婚約関係の真相と加瀬への恋心だった。様々な誤解が解け、ようやく恋人関係に…と思っていたふたりだけど、新たな障害が立ちはだかり…!?

おかえりプティガトー(9)

篠塚社長の厳しい言葉に自信をなくしてしまった美緒は、家から出ていこうとする。「詩音くんには、私よりもふさわしい人がきっといる」そう悩む美緒と、「美緒さん以外なんて考えられない」と引き留める詩音。お互いのことを想うあまり、ふたりの気持ちはすれ違ってゆく。そんな矢先、詩音が過労で倒れてしまって…。

おかえりプティガトー(10)

篠塚社長から突然のコラボ中止宣言。その真意は、詩音を国際コンクールへ出場させることだった! さらに社長は美緒への謝罪と、婚約破棄の了承を告げる。全ての波乱が去り、恋人同士としてラブラブな生活が…と思っていた矢先、詩音が美緒を避けるような素振りを見せはじめて…!? エリートパティシエ×金欠(元)OLの甘くて美味しい同居ラブ、感動の最終巻★