あらすじ

二〇九七年四月、国立魔法大学付属第一高校では新年度の入学式が開かれる。新入生首席・三矢詩奈の挨拶も含め、式はつつがなく終了。詩奈は正式に生徒会役員になることを打診され、それを快く受諾した。だが、その生徒会室での会話に魔法を使って聞き耳を立てている者がいた。もちろん、そのことに気づかない司波兄妹ではなく……?
魔法科高校の劣等生 動乱の序章編1

二〇九七年四月、新年度を迎え司波達也と深雪の兄妹は三年生に進級した。魔法科高校の今年の新入生首席は、十師族・三矢家の直系である三矢詩奈。彼女とその幼馴染みにして二科生、矢車侍郎が一高に新たな波乱を巻き起こす!? 一方、南アメリカではブラジル軍がゲリラ掃討のため戦略級魔法を使用、膨大な死者が出る結果となった。そのニュースは世界中の人々に衝撃を与え、各地で反魔法運動が活発化、さらには各国が抱える戦略級魔法師・十三使徒にまで影響を及ぼすことに……。

魔法科高校の劣等生 動乱の序章編2

二〇九七年四月、国立魔法大学付属第一高校では新年度の入学式が開かれる。新入生首席・三矢詩奈の挨拶も含め、式はつつがなく終了。詩奈は正式に生徒会役員になることを打診され、それを快く受諾した。だが、その生徒会室での会話に魔法を使って聞き耳を立てている者がいた。もちろん、そのことに気づかない司波兄妹ではなく……?

魔法科高校の劣等生 動乱の序章編3

二〇九七年四月。二十八家の若手を集めた会議への招待状――七草智一と十文字克人が魔法界に投じた一石は、魔法界に密かに波紋を広げていく。そんな折、司波達也のもとに四葉本家から連絡が入る。四葉家当主である真夜は、国防軍と新ソビエト連邦軍の睨み合いが続く北海道で、戦略級魔法『トゥマーン・ボンバ』が使用される可能性を示唆するのだった……。新たな情勢下で、司波達也の下す決断は――!?