あらすじ武蔵と小次郎――。運命の二つの闘う魂が誕生したのは、舟島(巌流島)の決闘から遡ること二十九年前のことである。一五八四年、新免武蔵・宮本武蔵が生まれ落ちたその時――佐々木小次郎は、まだ母の胎内にあり、わずかに頭がでかかっていた。武蔵とのその差は、一尺五寸!舟島で小次郎の生死を分けた運命そのものであった――!肉弾劇画家・ふくしま政美が描く渾身の『宮本武蔵』!