あらすじ旅の途中で出会った兎人族の少女ミオン。彼女の仲間を救うため奴隷商のアジトを壊滅させたクロアとウィエルはついに愚息アルカの待つ王都ニルヴェルトに到着する。しかし一足遅く、アルカは魔王軍四天王の一人、魔剣帝ドドレアルの討伐という名目で二人から逃げ出していた…。見え隠れする魔王軍の影、ついに相まみえる父と息子…。熱く、固く、強大な拳がすべてを粉砕する!ますます目が離せない一撃必殺、鉄拳制裁アクションファンタジー第2巻!!
そして、ドラゴンをパンチで倒すことができます。 勇者様のお母様は魔法を使えるとのこと。 お水を出すだけかと思いきや、どうやらこちらも規格外。 彼らと並ぶと平々凡々にみえる勇者様は、本当はどれほどのお力を備えていらっしゃるのでしょう。 しかし、全世界の人々の希望であることを忘れ、勇者という座にあぐらをかいた態度、色欲に溺れるさまを、ともに旅立ったはずの幼馴染によってご両親へ報告されてしまいます。 信じられない息子の行動を聞いたご両親は、情けないやらなんやら、お詫び行脚に廻ることにします。 そう、タイトルの「どうも、勇者の父です。~この度は愚息がご迷惑を掛けて、申し訳ありません。~」回収です。 ついでに、息子を一発殴り、愛の拳を与える予定のようです。 ご両親のお詫び行脚は、ご両親の圧倒的な力(勇者ではない)が描かれています。 強すぎる力は、そこにあるだけでコメディです。 彼らはいたって真面目なのに、規格外すぎてコメディになってしまうのです。 あと、お詫び行脚に加えて、人助けもします。 なお、出落ちのような存在感を放つお父様ですが、なかなか紳士です。 お母様がメロメロな理由もよくわかります。