あらすじ

夏休みのある晴れた日、県下でも有数の進学校・徳英高校のグラウンドに、県下でも悪名高い天使工の野球部がやって来た。部員数の足りなくなった両校は合併して甲子園を目指すことになったのだが、徳英のキャプテン・松下は全く納得できない。さらに、もともと仲の悪かった両校の他の部員達も互いに反目し、遂には大乱闘に。この先どうなる!?
合同ナイン 1巻

夏休みのある晴れた日、県下でも有数の進学校・徳英高校のグラウンドに、県下でも悪名高い天使工の野球部がやって来た。部員数の足りなくなった両校は合併して甲子園を目指すことになったのだが、徳英のキャプテン・松下は全く納得できない。さらに、もともと仲の悪かった両校の他の部員達も互いに反目し、遂には大乱闘に。この先どうなる!?

合同ナイン(2)

合併チームの主導権をかけた徳英高と天使工の練習試合は、天使工マネージャー・苫穂へのビーンボールに怒った天使工と、徳英高の乱闘という最悪の形で幕を閉じる。責任を感じた徳英の投手・松下は、苫穂が入院した病院を見舞いに訪れる。そこで思わぬハプニングが……。

合同ナイン(3)

甲子園常連校・竜信学園との練習試合は、まさに葉桜のひとり舞台。雨天コールドだったとはいえ、竜信に一本のヒットも許さず、この試合唯一の得点も自らのバットで叩き出したのだ。試合後のミーティング時、葉桜の飛び抜けた実力を目の当たりにした天使・徳英両校の選手は、自分が勝利に何も貢献していないにも関らず、浮かれ始める。そんな中で、ただひとり、松下だけがこの状況に満足できないでいた。「チームプレーなしで…葉桜ひとりの力で勝って…合同チームの勝利だと本当に思っているのか!?」。しかし、浮かれきったナインの心に松下の言葉は届かず、虚しく響くだけであった……。