あらすじ

『Dr.STONE』Boichi最新作! 縦スクロール漫画「ウェブトゥーン」を牽引してきたエンタメ集団YLABが企画する統一世界観の[スーパーストリング]。本作では異なる作品の人気キャラが集結。マルコ・ポーロを主人公に迎え新たな超説超次元アクションがスタート! 稀代の超絵師Boichiが壮大な世界観を熱筆!!
スーパーストリング -異世界見聞録- 1巻

『Dr.STONE』Boichi最新作! 縦スクロール漫画「ウェブトゥーン」を牽引してきたエンタメ集団YLABが企画する統一世界観の[スーパーストリング]。本作では異なる作品の人気キャラが集結。マルコ・ポーロを主人公に迎え新たな超説超次元アクションがスタート! 稀代の超絵師Boichiが壮大な世界観を熱筆!!

スーパーストリング -異世界見聞録- 2巻

LINEマンガの人気作、紙版! 「ウェブトゥーン」を牽引してきたエンタメ集団YLABが企画する統一世界観の[スーパーストリング]。人気の主人公達が一堂に会する 夢の物語がここに! 本作用に新たに迎えられたマルコ・ポーロ。次元を股に掛ける大冒険の渦に! 東京 > 木星 > ソウル 堪らない舞台が続々と! 稀代の超絵師boichiが 難易度スーパーなアクションを熱筆!!、魅力バツグンのレディーも躍動!!! LINEマンガで話題をさらっている人気作を 紙版(見開き版)として再構成・再編集!

スーパーストリング -異世界見聞録- 3巻

超人パリ大集結!! 「ウェブトゥーン」を牽引してきたエンタメ集団YLABが企画。マルコ・ポーロがマルチバースを渡り歩かされる(!?)LINEマンガの人気作を、従来のヨコ読み版として再構成! 数多ある次元を全滅させようと目論むカルト集団“白(ペク)”と戦う勇者に選ばれたマルコ。白(ペク)から世界を守る超人集団「スーパーストリング」に迎えられるも、まだ腑には落ちない… 弟妹が捕らえられるパリへと向かうと…!? YLABが生んだスーパーキャラクターが続々登場。超展開、超アクションを稀代の超絵師Boichiがこれでもかと熱筆!!

スーパーストリング -異世界見聞録- 4巻

秀逸なラスト!! 最終巻!! タテ読みの「ウェブトゥーン」を牽引してきたエンタメ集団YLABが企画。マルチ・バースに放り込まれたマルコ・ポーロが右往左往するLINEマンガの人気作を、ヨコ読み版として再構成! すべての苦しみを解放するため全次元・全世界を無にしようとするカルト集団“白(ペク)”と戦う勇者に選ばれたマルコ。アメリカに舞台を移し、最終決戦へ。暗行御史(アメンオサ)の文秀(ムンス)もこの戦いに参戦、さらに白の首領に対峙したマルコは唖然とし… YLABが生んだスーパーキャラクターが続々登場。超展開、超アクションを稀代の超絵師Boichiが描ききった!! 単行本オリジナルの追加エピソード、未公開カット企画も!

スーパーストリング -異世界見聞録-

縦読み前提の見開きマンガという挑戦 #1巻応援

スーパーストリング -異世界見聞録- 尹仁完 Boichi
兎来栄寿
兎来栄寿

各社や著名人のwebtoonへの参入が非常に盛んな昨今ですが、その中でも特に注目なのが本作でしょう。 直近まで『週刊少年ジャンプ』で累計発行部数1500万部を超える大人気作品『Dr.STONE』を手掛けていたBoichiさんが、『新暗行御史』や『DEFENSE DEVIL』で知られる尹仁完さんと組んで送り出す新作ファンタジー。 面白いのは、4月から『サンデー』でモノクロ見開きマンガとして連載しながら、6月から『LINEマンガ』でwebtoonとしてフルカラー縦読みマンガとしても連載していることです。そして、すでにWEBTOON Worldwide Serviceを通じて7言語での連載がされているそう。 その単行本1巻が発売となりました。 今までも縦読みマンガを見開きマンガにして単行本化というのはありましたが、本作はベースに見開きマンガがありながら縦読み化前提で作られており、webtoon化・フルカラー化する際には効果音や演出、コマの縦横はもとよりセリフにまで大きく改変が及んでいます。 普通の見開きマンガとして読もうとすると若干違和感があることもあり、読書体験としてはwebtoon版の方がかなり上回っている印象ですが、個人的には面白い試みだなと思います。 かつて『ドラゴンクエスト11』が発売したとき、PS4と3DSどちらでも遊べて、なおかつ旧作に親しんだ人に向けて主流の3Dモードとは別にオールドな2Dドット絵モードでも同じ物語を楽しめるように設計していたのが画期的でした。ファンの絶対数的に馴染み深い形式で触れたい、という人も多かったことでしょう。 それと同様に、どうしてもまだwebtoonには慣れないという人も多いと思います。そういう人には、従来の見開きマンガでも読めるという選択権があり、逆に海外に輸出する際などはより受け入れられやすいwebtoonという形式にすることでより臨場感を持って楽しめる。ある程度大きい作品でないとできないことだと思いますが、価値ある試みだと思います。 私は以前に、webtoonの可能性を探る下記のようなインタビューを行いました。 https://manba.co.jp/manba_magazines/22224 こちらでも述べていますが、webtoonはまさに今が過渡期です。それ故に、これからたくさんの挑戦がなされていくことでしょう。 日本人以外の作家として日本で初めてメジャー誌でのヒット作を出した尹仁完さんが、同じく韓国出身のBoichiさんと共にこうした挑戦を行っているのも意義深いです。 正直、「まだwebtoon作品は面白いものが少ないな」と感じている人も多いと思います。ただこれは見開きマンガの初期と同じで、webtoon制作に対する知見や技術、経験値が溜まっていった先には人々の人生に大きな影響を与えるような名作もどんどん登場してくるはずです。 この作品に触発されて「webtoonはこんな可能性もあるんだ」「自分はこうしてみよう」と思うプレイヤーも現れると思いますし、まさにマルコ・ポーロが見た数多の異文化のように、未知の可能性が溢れているのを感じます。