あらすじ

聖女のレナータではなく、その場に居合わせたフローリアが封印の儀式を成功させてしまうという衝撃の事件から数日。「偽の聖女が失敗し、真の聖女が国を救った」という噂が流れ始め、レナータのフローリアへの憎悪はさらに膨れ上がっていく。「神託」から始まったアンシア家の物語に“けじめ”をつけるため、フローリアとデジレ、ローレンスは神託の真実をさぐり始める。しかしその裏で、悲劇へのカウントダウンは着々と進んでいて―――。
聖女の姉ですが、なぜか魅惑の公爵様に仕えることになりました 1巻

公爵様に仕える条件は「恋をしないこと」。それが幸せな日々のためにできる唯一の方法――。貧乏男爵家の令嬢フローリアの生活は、神託によって大きく変わってしまった。内気だったはずの妹・レナータは聖女に選ばれたことで態度が豹変し、なぜかフローリアを目の敵にし始めたのだ。レナータから逃げるため、貴族の屋敷で召使として働くことになったフローリアが出会ったのは、この上なく美しい公爵・デジレ。彼との出逢いを機に、フローリアの日常はさらに劇的に、鮮やかに変わっていく。

聖女の姉ですが、なぜか魅惑の公爵様に仕えることになりました 2巻

聖女に選ばれたことをきっかけに豹変してしまった妹・レナータから逃れるため、この上なく美しい公爵・デジレのもとで使用人として働くことになったフローリア。仕えるための条件「恋をしないこと」を守りつつ、穏やかな日々を過ごす彼女のもとに、レナータから舞踏会の招待状が。レナータの思惑を理解しながらも、出席を決めたフローリアに、デジレは「私に任せてくれないか?」と声を掛け―――。

聖女の姉ですが、なぜか魅惑の公爵様に仕えることになりました 3巻

聖女に選ばれたことをきっかけに豹変してしまった妹・レナータから逃れるため、この上なく美しい公爵・デジレのもとで側仕えとして働くことになったフローリア。何者かに攫われたフローリアをデジレが救い出し、晴れて二人は恋人同士に。しかし、幸せな時間もつかの間、ついに聖女の儀式がやってくる。そこでは、予想もしなかった出来事が起きてしまい―――。

聖女の姉ですが、なぜか魅惑の公爵様に仕えることになりました 4巻

聖女のレナータではなく、その場に居合わせたフローリアが封印の儀式を成功させてしまうという衝撃の事件から数日。「偽の聖女が失敗し、真の聖女が国を救った」という噂が流れ始め、レナータのフローリアへの憎悪はさらに膨れ上がっていく。「神託」から始まったアンシア家の物語に“けじめ”をつけるため、フローリアとデジレ、ローレンスは神託の真実をさぐり始める。しかしその裏で、悲劇へのカウントダウンは着々と進んでいて―――。

聖女の姉ですが、なぜか魅惑の公爵様に仕えることになりました 5巻

フローリアとデジレを亡き者にするため、離宮に火をつけた罪で捕らえられたレナータ。死刑確定だろうと思われる彼女の処分を軽くするため、フローリアとデジレ、ローレンスは動き出す。調べを進める中でわかった「レナータは実の妹ではない」という事実に動揺しながらも、彼女を救いたいと願うフローリアたちが選んだ行動とは―――。神託に翻弄されたアンシア一家のたどる結末。そして、恋人となったフローリアとデジレの向かう未来を描く、激動の最終巻。