あらすじ

亡くなった祖父の借金を理由にあやかしたちの住む世界「かくりよ」の老舗宿「天神屋」へと連れさられた葵は、借金返済のため働き口を探していた。食事を振る舞ったことをきっかけに、宿の上客である天狗・松葉に気に入られ、食事処を開くよう勧められるが、葵は「自分の料理はただの家庭料理だから」と決心できず…。そんな彼女を、大旦那様はかくりよの妖都に連れ出して――――。巻末には友麻碧先生書き下ろしの限定SSを収録!
かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。 1巻

亡くなった祖父譲りの「あやかし」を見る力を持つ葵は、ある日「あやかし」たちの住む世界「隠世」の老舗宿“天神屋”へと連れさられてしまう。そこで彼女は、かつて祖父が、鬼神の大旦那と「ある約束」を交わしていたのだと告げられる。その内容は「自身の借金のカタとして、孫娘を鬼神の大旦那の嫁にくれてやる」というものだった――。

かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。 2巻

亡くなった祖父の借金を理由にあやかしたちの住む世界「かくりよ」の老舗宿「天神屋」へと連れさられた葵は、借金返済のため働き口を探していた。食事を振る舞ったことをきっかけに、宿の上客である天狗・松葉に気に入られ、食事処を開くよう勧められるが、葵は「自分の料理はただの家庭料理だから」と決心できず…。そんな彼女を、大旦那様はかくりよの妖都に連れ出して――――。巻末には友麻碧先生書き下ろしの限定SSを収録!

かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。 3巻

亡くなった祖父・史郎の借金の肩代わりのため「かくりよ」へ連れ去られた葵は、蜘蛛のあやかしの兄妹・暁と鈴蘭の喧嘩に巻き込まれる。史郎に恩義のある妹・鈴蘭は、たとえ史郎がいなくても彼の生きた現世へ行きたいと隠世を出ることを決意。兄・暁は「現世は危険だ」と鈴蘭を引き留めるが、鈴蘭の決意は固く…。2人のすれ違いを感じた葵は、暁に「料理をしましょう!」と提案。史郎と蜘蛛の兄妹の、思い出の料理を作ることになり――。

かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。 4巻

あやかしたちの宿「天神屋」で食事処「夕がお」を開くことになった葵。順調に進んでいるかに見えた開店準備の最中、葵が正体不明のあやかしに襲われるという事件が発生する。それでも張り切って営業を開始するが客足は伸びず、さらには予算の削減も宣告され―――。これまで何をやっても失敗続きだった鬼門の地での食事処営業。早速やってきた窮地を、葵は乗り越えられるのか―――!?

かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。 5巻

人気小説家・薄荷坊のコラムにより、葵の食事処「夕がお」にお客さんが殺到! さらには評判を聞きつけた宮中から「夕がお」に貸し切りの依頼が来る。依頼主は妖王家出身のあやかしで、奥さんはなんと人間だという。おもてなしのための材料を買いに「異界珍味市」を訪れることになった葵は、そこで再び“金髪の座敷童”と遭遇して―――。

かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。 6巻

天神屋のあやかしたちに少しずつ認められ始めた葵。皆でパンを食べたり、お宿にお客として泊まったり、和やかな日常を過ごす。そんな中、大旦那様が仕事で現世に出張に行くことに。タイミングを見計らったように大旦那様不在の天神屋に突如現れたのはライバルお宿「折尾屋」の幹部たちだった! 銀次の以前の同僚や暁の師匠など、因縁の多い面々の登場に天神屋は大騒ぎとなって―――。