“普通”が難しくなった時代の格闘マンガ 雪永ちっち・なだいにし「サツドウ」(第138回)|好書好日
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雪永ちっち・なだいにしさんの格闘マンガ『サツドウ』が注目されています。マンガ評論家の伊藤和弘さんが『修羅の門』(川原正敏)と比較して、その魅力をさぐります。
製菓メーカーに勤めるごく普通のサラリーマン、赤森六男。ある日、残業を終えて帰宅途中、六男はオヤジ狩りをしている半グレ集団に遭遇。六男も因縁をつけられるが、武器を持った半グレ集団を一瞬で倒してしまった! 六男は伝説の殺法術「背神活殺流拳法」を受け継ぐ「赤森家」の子孫だったのだ! 平凡なサラリーマンが歩む、血と格闘にまみれた物語が、いま始まる!